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2009年9月4日号

市長コラム

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夏に想う   市長穂積 志



土崎VS新屋綱引き対決調印式で
(8月17日)
 今年は梅雨明け宣言もなく夏に突入しましたが、例年よりやや気温が低めとはいえ、それなりに暑い夏になりました。ようやくとれたいっときの盆休み、少しでも空いた時間があれば、甲子園の高校野球に合わせて、テレビのスイッチを入れてしまいます。
 今年の秋田県代表は、校名も新たに明桜高校の13年ぶりの出場でした。文字通り手に汗を握って応援しましたが、延長戦の末あと一歩のところで、県民待望の勝利には到りませんでした。炎天下のひたむきなプレーは、県予選と同じでしたが、やはり甲子園はちょっと違ったのかもしれません。ただ、試合内容では、決して負けていたわけではないので、ぜひとも来年は県勢のさらなる活躍を期待したいところです。
 毎年不思議に思うことがあります。高校野球に限った話ではないのですが、全国大会であれば、まずは秋田県代表を応援します。勝ち進んでいればそれでいいのですが、なかなかそうはいきませんので、次は東北から出場したチームに肩入れし、それもだめなら日本列島の南よりは北、西よりは東のチームを無意識に応援している自分に気づきます。これはどういうことなんでしょうか。ふだん抱いている郷土への思いが、少しでも自分に近いところのチームに対する応援という形で表れるのかもしれません。スポーツにはそれだけ人の心をとらえる力、求心力があるのだと思います。

 毎年不思議に思うことがあります。高校野球に限った話ではないのですが、全国大会であれば、まずは秋田県代表を応援します。勝ち進んでいればそれでいいのですが、なかなかそうはいきませんので、次は東北から出場したチームに肩入れし、それもだめなら日本列島の南よりは北、西よりは東のチームを無意識に応援している自分に気づきます。これはどういうことなんでしょうか。ふだん抱いている郷土への思いが、少しでも自分に近いところのチームに対する応援という形で表れるのかもしれません。スポーツにはそれだけ人の心をとらえる力、求心力があるのだと思います。 地域に根ざしたプロスポーツに置き換えてみれば、地域スポーツには市民の心を引きつける求心力、一体感を醸し出す力があるということになります。プロバスケットリーグ「bjリーグ」に地元チームが新規参入する話もあります。いずれこのことについては、改めてこの欄で述べたいと思っています。 これはどういうことなんでしょうか。ふだん抱いている郷土への思いが、少しでも自分に近いところのチームに対する応援という形で表れるのかもしれません。スポーツにはそれだけ人の心をとらえる力、求心力があるのだと思います。
 地域に根ざしたプロスポーツに置き換えてみれば、地域スポーツには市民の心を引きつける求心力、一体感を醸し出す力があるということになります。プロバスケットリーグ「bjリーグ」に地元チームが新規参入する話もあります。いずれこのことについては、改めてこの欄で述べたいと思っています。 八月というのは日本人にとって時間的にも精神的にも何かと忙しい季節です。広島・長崎の原爆、土崎空襲、終戦記念日…。犠牲になったかたがたを追悼するとともに、改めて戦争の悲惨さと平和の尊さを考えさせられます。そして、お盆には墓前に手を合わせ祖先をしのびます。また、子どもたちの夏休みがあって、各地の夏祭りもにぎやかです。テレビでの高校野球をとおして遠く故郷を思い出すこともあれば、帰省し久方ぶりの同窓会に出ては幼いころや青春時代に思いを馳せているかたもいらっしゃるでしょう。
 それぞれの胸にさまざまな思い出を残し、今年の夏も暮れていきます。
新しいチームで、来年の甲子園に向け
練習開始!(明桜高校野球部)


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