※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2010年1月15日号

日赤・婦人会館跡地に「秋田市にぎわい交流館」

にぎわいと世代間交流の核に


 中通一丁目地区市街地再開発組合が実施する、日赤跡地などの再開発事業。整備予定の施設のうち、市が取得する「(仮称)秋田市にぎわい交流館」の概要をお知らせします。



各施設の相互作用によってにぎわいを創出

 中通一丁目地区市街地再開発事業は、「千秋公園と一体となった街なかオアシス」を開発コンセプトに、日赤・婦人会館跡地などに文化と交流の拠点形成をめざす事業です。秋田市中心市街地活性化基本計画(注)の中心的個別事業として行われ、再開発組合が施行者となって、商業施設、新県立美術館、駐車場、住宅、にぎわい交流館、広場を整備し、そのうち市では、にぎわい交流館、駐車場、広場を取得する予定です。


市民活動の場 にぎわい交流館

 にぎわい交流館は、市民の芸術・文化活動、学生などの交流を目的に、中心市街地のにぎわいの拠点となる地上4階、地下1階の施設です。敷地面積は約2千300平方メートル、延べ床面積は約5千200平方メートルです。東側を除く3面の壁はガラス張りで、北側すべての階から千秋公園の美しい風景を眺めることができます。
 1階はまち歩きの出発点として、また、文化活動の発表や学生などの交流の場としての機能が中心です。さらに住民票や戸籍の証明がとれる自動交付機を設置するほか、各種相談の受け付けや時期に応じて出張手続き窓口を開設するなど、市役所の窓口機能も果たします。2階には展示ホールやアート工房を設け、商業・駐車場棟と渡り廊下で結び、展示物を駐車場から館内に直接運べるようにしています。3階・4階は、多目的ホールや会議室、和室などがあり、館全体を市民活動の場として利用することができます。
 にぎわい交流館などの各施設は今年の秋ころから建設工事が始まり、平成24年3月の完成、4月オープンをめざします。市では国からの補助金などを活用してにぎわい交流館を取得し、取得後は指定管理者制度を適用して、民間企業などの団体に管理運営を委託する予定です。


問い合わせ
■にぎわい交流館について
 市勢活性化推進本部tel(866)2028
■再開発事業について
 中通一丁目地区市街地再開発組合tel(832)1011

中通一丁目地区市街地再開発組合の高橋一広理事長

 再開発組合では、平成24年春の再開発施設のオープンに向けて、権利変換計画の作成や実施設計、関係者との協議・調整を懸命に行っているところです。
 これまで長年にわたり空き地だった場所が再開発事業により、千秋公園と一体となった「街なかオアシス」として生まれ変わります。中心市街地が再び「秋田の顔」として市民に愛され、にぎわいのある場所となるよう、微力ながらその役割の一端を担っていきたいと思います。


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