※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2009年12月4日号

市長コラム

秋田市ホームページで市長の動向や記者会見の
内容などをお伝えしています。
「市長ほっとコーナー」
http://www.city.akita.akita.jp/city/mayor/
「市長公約の取組状況」
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平成22年・「動」

市長穂積 志


優良子ども表彰で
(1月20日、市役所正庁)
 年末年始の人の動きや商店の初売りなど、にぎやかな1月に比べると、例年2月はどちらかと言えば「静」、人や物の動きが緩やかになる季節と言えるでしょう。
 経済が右肩上がりで社会が元気な時代であれば、しんしんと降る雪でも眺めながら悠長に構えているのも一興でしょうが、これだけ経済が冷え切った中ではそんなことは言ってられません。地域の経済はまだまだ冬の中です。私としては座して春を待つのではなく、自らが積極的に動いて春を引き寄せる必要があると思っています。
 年頭の定例記者会見で、今年1年を漢字一文字で表すとすれば何になるかというリクエストがありました。
 この現状を打破するためにはとにかく「前」に「進」まなければ。秋田市を「元」気にしなければ。人を、金を、物を「動」かさなければ。サービス業、ものづくり、農業、あるいは福祉や教育、文化、スポーツの分野などにおいて、予算をつぎ込むなり、人脈を駆使するなり、あらゆる知恵を結集させて社会のさまざまな歯車を実際に「動」かして「働」く場所をつくらなければ、と考えました。そして、そのためにはまずは自らが「動」かなければ。
 考えたあげく、目標と抱負、そして自戒の念をも込めて、今年1年を表す漢字一文字を「動」にした次第です。
 市長就任当初から常にスピード感に留意しマニフェストの実現に邁進してきましたし(詳しくは市のホームページで)、昨年から波状的に経済対策も打ってきました。現在編成作業をしている22年度当初予算においても切れ目なく対策を講じていきます。
 庁内にあっては、こういった施策を強力に推し進めていく体制を整えるために、欠員となっていた副市長人事を年明け早々市議会に提案したところです。
 この稿がみなさんに届くのは、例年1年中で最も冷え込む季節です。ただ、2月は「光の春」とも言われるように、突き刺すような寒さの中にも、やがて来る春を感じさせる一条の光が差しているはずです。まもなく始まるバンクーバー冬季オリンピックでは、秋田県出身選手の活躍も期待されています。先ごろ、故郷秋田市に「ふるさと納税」をしてくれた東京ヤクルトスワローズ石川雅規投手の今シーズンの活躍も楽しみです。
 市民のみなさんも、縮こまらないで元気に頭も体も「動」かしてこの冬を乗り切りましょう。

1月8日〜11日、東京ドームで開催された「ふるさと祭り東京2010」に
穂積市長も駆けつけ、秋田を全国にアピールしてきました。



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