※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2010年3月5日号

伝統受け継ぐ 市無形民俗文化財指定三十周年

羽川剣ばやし


 下浜羽川地区に伝わる羽川剣ばやし。約430年前、羽川地区を治めていた羽川小太郎義植が大曲城を攻め落とした時、戦勝の宴で自ら剣を振るって舞い、居合わせた人々に扇子を与えて踊らせたのが始まりといわれています。現在は女性が踊り手、男性が囃子方を務めます。
 2月7日、羽川剣ばやしの市無形民俗文化財指定30周年を記念する祝賀会が羽川公民館で開催されました。「青年会や婦人会など地域一丸で守ってきた伝統をこれからも大切にしていきます」と、羽川剣ばやし保存会の大友隆一郎会長。保存会を中心に地域ぐるみで保存活動が行われ、はねかわ保育所、下浜小・中学校でもクラブ活動などに取り入れています。
 羽川の歴史ある伝統は、その舞のように力強く受け継がれていくことでしょう。

30周年を地域のみんなで祝いました
秋田市民俗芸能合同発表会に毎年出演しています(民俗芸能伝承館で)
踊り手歴30年以上の大友英子さん(左)と平塚久子さん。「この“しなり”が特徴です」


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