※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2010年3月5日号

防ごう!メタボ 5

生活の中に運動を


健康運動指導士・ヘルスケアトレーナー
小野寺拓也さん(秋田県総合保健事業団)


 運動にはいろいろありますが、大まかに、有酸素運動、筋力トレーニング、柔軟性トレーニングに分けられます。これらの運動を自分の体力や生活環境などに合わせ、バランス良く取り入れましょう。

有酸素運動…体脂肪を減らす効果があります

 簡単にできる有酸素運動というとウオーキングですが、歩くたびに体重の2〜3倍もの衝撃が加わり、膝・腰痛の原因になることもあります。まずは、筋力トレーニングや水中運動、自転車こぎなどで筋力をつけ、関節に負担をかけないように体を「ならし運転」してから、少しずつ時間・量のバリエーションを増やしましょう。

筋力トレーニング…筋力を向上・維持します

 ふだんの生活で筋肉の筋繊維は2〜3割程度しか使われていないといわれ、有酸素運動でも筋肉はもの足りない状態です。特に「立つ」「歩く」などの日常生活で大事な下肢の筋力を鍛えましょう。
 筋トレは自分の体重を利用して脚や腕、体幹部の筋肉に十分な刺激を与えることも可能です。反動をつけずゆっくりとコントロールした動作で筋肉に負荷をかけましょう。筋力レベルが向上したら、ペットボトルや雑誌、ダンベルやゴムチューブなどを利用しても良いですよ。

柔軟性トレーニング(ストレッチング)…筋肉の疲れを取ります

 息を吐き、筋肉から力を抜きながらゆっくりと反動をつけず、「ちょっと痛いけど気持ち良い」ところまで伸ばしてみましょう。筋肉の柔軟性を保つことで、血液の流れが良くなり、けがや腰痛、肩こりなどの予防・改善効果が期待できます。


Copyright (C) 2010秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp