※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2010年5月7日号

観光元年

助言だけでは終わらない。
秋田の活性化のため
一緒に汗をかきましょう!


…秋田市観光アドバイザー・吉井靖さん

 市では平成22年度を「秋田市観光元年」として、観光に力を入れていきます。その一つが秋田市観光アドバイザーの起用。地域活性化のプロである吉井靖さんに就任してもらいました。


 吉井さんは故郷の佐渡島に里帰りするたびに衰退を感じていました。高卒者が600人いるのに島の求人は17人しかない、という状況についに一念発起。地域活性化のため、お笑い芸人を滞在させてその様子をネット配信する「佐渡、お笑い島計画」を始めました。運営の母体となった「合同会社スマイル」は島出身の若者がUターンする場になり、地元の雇用創出にも貢献しています。
 吉井さんの任務は大きく4つ。(1)オンリーワンの観光戦略を打ち出す(2)市のIT環境を刷新して情報発信にこだわる(3)観光資源を再発見し磨き上げる(4)秋田ブランドを全国さらには海外の市場に展開することです。「秋田は何もないから…と思っていませんか。でも外から見ればそんなことはありません。『秋田美人』は有名ですし、農産物も工芸品も魅力的なものがたくさんあります」と話します。
 また、吉井さんは「地域活性化で大事なのは、住んでいる人が覚悟を決めて頑張ること。僕はそのきっかけに過ぎません」と、住民参加を呼びかけます。
 「最終目標は、秋田に『ヒトとオカネ』を移動させること。地方都市でも頑張りしだいで大都市に負けない取り組みができると信じています。僕は毎月東京から秋田に来て、情報収集のために市内を歩き回ります。この顔を見かけたら気軽に声をかけてください!」


※吉井 靖さん…昭和38年佐渡島生まれ。株式会社うぶすな代表取締役・合同会社スマイル顧問。内閣府地域活性化伝道師。平成13年に小泉内閣のタウンミーティングをインターネット中継で配信する。事業を必ず一件落着させることから「企画屋の水戸黄門」と呼ばれる。


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