※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2010年8月6日号

不法投棄は「×(ダメ)」!


 豊かな自然を破壊する不法投棄。違反は後を絶ちません。行政、そして市民のみなさんで協力して不法投棄ゼロに取り組みましょう。

秋田市の不法投棄の現状

 市の郊外を中心に、ごみの不法投棄は後を絶たず、地域に住む人にとっても大きな問題になっています。
 秋田市における不法投棄は、ここ数年、年間300件前後発生しています。不法投棄されるごみの種類は、石油ストーブ、家庭ごみ、布団、タイヤ、ソファー、炊飯器、自転車などさまざまです。また、来年7月にはテレビ放送が地上デジタル化されるため、今後、ブラウン管テレビの投棄が増えることが心配されます。
 市では不法投棄をさせない環境づくりのため、次のような防止対策を行っています。
●市職員、委託業者、不法投棄監視員による日中、早朝、夜間の監視パトロール
●移動式監視カメラ「みてるくん」による24時間体制の監視
●不法投棄の罰則を記した警告看板の設置
●啓発活動や情報交換会の開催
 これらの防止対策に加え、「不法投棄ゼロモデル地区」を設定し、地域のみなさんと協働で不法投棄防止に取り組みます。

不法投棄件数の推移

市内4地区を不法投棄ゼロモデル地区に指定

 市民と行政が連携しながら継続的に不法投棄対策に取り組んでいけるよう、下浜名ケ沢・雄和女米木・河辺戸島・雄和平尾鳥の4地区を「不法投棄ゼロモデル地区」に設定しました。各地区では“不法投棄をしない、させない、許さない”をスローガンに、実態調査や研修会、パトロール、クリーンアップなどを行っています。
 モデル地区の最終目標は“不法投棄ゼロ”。地域の1人ひとりが「郷土の自然を守るんだ」という意識を持って汗を流しています。
 モデル地区のみなさんに負けずに、市民みんなで秋田の豊かな自然を守っていきましょう。

ごみ処理は適切に

 適切なごみ処理を行うことが不法投棄防止につながります。
◆家庭ごみ・資源化物…市の指定ごみ袋に入れて各地区の収集日に集積所に出してください
◆粗大ごみ…ごみのタテ・ヨコ・高さを計ってから、粗大ごみ専用電話(839-2002)にお申し込みを
◆一時多量ごみ・事業系ごみ…河辺豊成の市総合環境センターに自己搬入する(処理料は10キロ112円です)か、市の許可を受けた業者に処理を依頼してください
◆危険なもの・処理できないもの…タイヤ、農機具、消火器、バッテリーなどは、専門業者か購入店に引き取りを依頼してください
◆家電4品目…テレビ、洗濯機・衣類乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫、エアコンは購入店などで有料で回収します
※ごみの処理など詳しくは、環境都市推進課へお問い合わせいただくか、ホームぺージをご覧ください
http://www.city.akita.akita.jp/city/ev/

問い合わせ
●廃棄物に関することは…廃棄物対策課tel(866)2076
●ごみの収集などに関することは…環境都市推進課tel(863)6631

ガンバッテます!
不法投棄ゼロモデル地区

●下浜名ケ沢地区
下浜名ケ沢部落会長
須田紀男さん
 近くの林道で不法投棄が多く困っていました。「自分たちの地域は自分たちできれいにしよう」と、林道のパトロールや地域の広場の草刈りなどを始めました。8月には道路の清掃も行う予定です。この取り組みをみんなで継続したいですね。


●雄和女米木地区
雄和女米木同栄会長
長谷部輝雄さん
 山菜採りなどで高尾山を訪れた人が、ごみを捨てていくケースもあります。地元の美しい自然を守るため、地区の人はもちろん、他から来る人にも声をかけあって不法投棄防止を呼びかけていきます。


●河辺戸島地区
河辺戸島町内会長
加賀谷芳春さん
 春に行った一斉清掃は、地域だけでなく市と協働で取り組んだことで大きな成果がありました。また、地域の人も一斉清掃をきっかけに、ごみを自発的に片付けるなど不法投棄撲滅の意識が高まり、とてもうれしく思います。


●雄和平尾鳥地区
雄和平尾鳥自治会長
酒井俊一さん
 道路などが整備されて交通が便利になった反面、不法投棄も多くなってしまいました。「地域でなんとかしなければ」という想いからモデル地区として活動することを決めました。地域の力で不法投棄をなくしたいです。


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