市長コラム

お出かけの秋〜(1)スポーツイベント編

市長●穂積　志

９月10日、南極観測船「しらせ」の船上で中藤琢雄艦長と

　何をするにもさわやかな季節。この秋はスポーツイベントにお出かけになりませんか。
　いよいよ秋田ノーザンハピネッツが、日本プロバスケットリーグのｂｊリーグに登場します。秋田をホームタウンとする本格的なプロスポーツチームで、昨年のチーム発足から、監督や選手、試合会場などの確保はもちろん、ブースター(サッカーでは「サポーター」と言いますね)やスポーツボランティア、チアリーダーの育成、そしてベースとなるしっかりしたマネジメントの確立など、これまでの道のりは決して平坦なものではなかったことでしょう。ようやくここまで来ました。ただ本当はこれからが本番です。とにかく、地元のみんなが試合会場に足を運んで声援を送ることが一番です。それだけの楽しさは十分に味わえます。まずは開幕戦、10月16日(土)、会場は県立体育館です。お隣の盛岡市でも地元の新しいチームが来年10月からｂｊリーグに参入することが決まりました。いつか“東北リーグ”とか“みちのくリーグ”などとなれば楽しいですね。

　また、秋のシーズンを迎えたサッカーＪＦＬのブラウブリッツ秋田は市内でのホームゲームが残されています。経営陣もＪ２入りをめざしてホームグラウンドの確保などに一生懸命です。
　一方、寒くなってくるということはラグビーシーズンの到来です。結成７周年の秋田ノーザンブレッツのゲームはこれからも市内で数多く観戦できます。ラグビーについて言えば、秋のやわらかい陽光が枯れ気味の芝生に降り注ぐ光景が、私はやさしい季節感に満ちあふれていて好きです。
　そしてこれから気になるのは、年末から新年にかけて繰り広げられる全国大会に向けた各種高校スポーツでしょう。春の選抜・甲子園をめざす硬式野球、正月の全国高校サッカー選手権大会、頂点は国立競技場です。大阪・花園で行われるラグビー、年末の京都・都大路を駆ける男女の高校駅伝…。バスケットは能代工業が多くの県民を湧かせてくれました。それぞれの全国大会に向け、県大会や東北大会が始まります。

　プロアマ問わずスポーツ観戦には絶好の季節。テレビ観戦もいいものですが、ときにはスタジアムや体育館、沿道でじかに熱気や興奮に包まれるのもまた格別です。家族や地域の絆づくりにもつながります。この秋はみなさんでぜひお出かけを。
(次回は文化関係のイベントを中心にご紹介したいと思います)