※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2010年10月1日号

ごみ減量と循環型社会の構築のために

家庭系ごみ有料化実施計画案の概要をお知らせします


●有料化は23年10月から実施予定
●手数料分を上乗せした新しい指定ごみ袋に
●手数料は1リットルあたり1円

 循環型社会の形成や地球温暖化対策に取り組むことが急務となっています。
 市では、ごみを減らし、環境にやさしい循環型社会を構築するために家庭系ごみの有料化が必要であると判断し、その実施計画案を作りました。

有料化のしくみ

 有料化の対象となるのは家庭ごみのみで資源化物は対象になりません。また、おむつやせん定枝、清掃ボランティアで出たごみも対象外です。
 有料化は市民のみなさんからごみ処理手数料を支払っていただく方法で実施します。公平性の確保を考慮し、出すごみの量に応じて負担していただくことにしました。
 具体的には、ふだん家庭ごみを出すときに使っていただいている赤い色の指定ごみ袋が、「ごみ処理手数料分を上乗せした新しいごみ袋」に変更となり、それを使っていただきます。手数料は1リットルあたり1円にする予定です。例えば45リットル用10枚入りのごみ袋パックだと、値段がこれまでより450円高くなります。みなさんからいただく手数料はごみの減量やリサイクルを推進するための施策のほか、さまざまな環境施策に活用します。

有料化は23年10月から導入予定

 有料化は平成23年10月からの導入を予定しています。また、次のような施策も併せて実施し、効果的なごみ減量をめざします。
●資源化物の祝日収集 ●キャンペーンなどを通じてごみ減量の情報を提供 ●町内会などで行っている集団回収の普及・促進 ●生ごみ処理機やコンポスターの購入費補助 ●町内会などの団体に対するボランティア用ごみ袋の配布やカラスよけネットの購入費補助
●不法投棄対策の強化 など

計画案にご意見を

 より実効性のある制度にするため、現在、家庭系ごみの有料化実施計画案に対する意見を募集しています。計画案は市内23か所でご覧いただけるほか、市内30会場で説明会を開催しています。計画案の閲覧場所や説明会の日程など詳しくは、広報あきた9月17日号4ページをご覧ください。

“人にも地球にもやさしいあきた”に

 環境への負荷をできる限り低減させる循環型社会の構築に向けて平成18年度に市が策定した一般廃棄物処理基本計画では「平成22年度までに、市民1人1日あたりの家庭系ごみ排出量を平成11年度実績の618グラムから10%以上削減する」という目標を掲げ、さまざまな施策を行ってきました。しかし、平成21年度の実績は606グラムで2%ほどしか減っていません。目標達成にはさらに50グラム以上の減量が必要になっています。
 有料化によりごみの減量やリサイクルがはかられます。そして市民みんなが協力し合い、環境に配慮した取り組みを進めることにより、“人にも地球にもやさしいあきた”をめざします。

●問い合わせ
 環境都市推進課 tel(866)2943


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