予算の概要

成長分野に力を入れます
一般会計予算
1,275億2,000万円

　平成23年度の一般会計予算額は1,275億2,000万円。22年度に比べて約３パーセント増加しました。これは中通一丁目地区市街地再開発など大規模事業が本格的に始動することにより投資的経費が増加したことや、子ども手当の増額などにより扶助費が増加したためです。
　市では、行政コストの徹底的な見直しなどにより健全な財政運営を保ちながら財源を効果的に活用し、成長分野と位置づけた施策に力を入れていきます。

歳入

地方交付税20億円増

　地方交付税は「地域活性化・雇用等対策費」などにより約20億円の増が見込まれるものの、財源不足を補うため、財政調整基金および減債基金から約30億円を取り崩すなど、厳しい状況にあります。

市債の推移

　市では健全な財政運営を行うため、市債(市の借金)残高の縮減に取り組んでいますが、平成22・23年度は、斎場の改築、北部市民サービスセンターの建設、中通一丁目地区市街地再開発などのため、前年度より残高が増加する見込みです。財政課�(８６６)２０５２

歳出

目的別	性質別

扶助費が19億円の増

「性質別」と「目的別」は、同じ歳出を別の角度から分類したものです。
　性質別に見ると、人件費は職員数の減により給料などが減ったほか、退職者の減により退職手当も減ったため、前年度から約４億円減りました。扶助費は子ども手当の増額や生活保護世帯の増などにより約19億円増えました。公債費は公的資金の繰上償還などにより約２億円増えています。投資的経費は中通一丁目地区市街地再開発、御所野の焼却施設の更新、土崎消防署本署の改築などが本格化することにより前年度に比べて約15億円増えました。

●性質別歳出の内容

・扶助費…生活保護費、福祉医療費、児童扶養手当など、おもに福祉や医療に支出するお金
・公債費…市の借金を返済するお金
・投資的経費…道路、公共施設建設など、将来市民の財産となるものに支出されるお金
・繰出金…特別会計(下表)に支出するお金
・物件費…消耗品費、光熱水費、委託料など
・補助費等…補助金、報償金など
・その他…貸付金、積立金など

特別会計・企業会計

　秋田市には、特定の事業の収入を直接その支出に充てるため、
一般会計と区別した特別会計が10あります。また、市立病院と上下水道、
農業集落排水事業も一般会計から切り離され、独立採算方式の企業会計となっています。

平成23年度