※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年2月3日号

「秋田公立美術大学」の基本構想が決定

世界に通用する人材を独自の教育課程で育成


 平成25年4月の開学をめざす4年制美術大学の基本構想が決まりました。大学の名称や基本理念、学部・学科の構成、教育・研究体制などをお知らせします。

 新大学の名称は「秋田公立美術大学」。次の基本理念に基づき、これまでにない特色を持った魅力的な大学をめざします。

●新しい芸術領域を創造し、挑戦する大学
●秋田の伝統・文化をいかし発展させる大学
●秋田から世界へ発信するグローバル人材を育成する大学
●まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学


「4年間」を最大限生かした美術の総合教育を

 新大学は、美術工芸短大がこれまで培ってきた教育や地域貢献の実績を発展的に継承し、専攻間の技術や知識を共有・連携するため、美術学部美術学科の中に5専攻を置く構成にします。1年〜2年次はさまざまな素材・技法を学び、3年次以降は5つの専攻に分かれてそれぞれの芸術表現を追求します。
「美術教育センター」では、各年次をとおして教養科目や専攻共通の教育を行います。
 こうした独自の教育課程によって、現代美術に必要な、分野横断的な広い視野と多様な価値観を共有できる能力を育てます。
 また、大学全体が地域社会への貢献活動を行えるよう支援するため「社会貢献センター」を設置します。これにより新大学は芸術・文化を生かしたまちづくりの中核を担っていきます。

詳しくは、市ホームページをご覧いただくか大学設置準備室へ。
tel(866)2028
http://www.city.akita.akita.jp/city/pl/eu/

3年次以降
5つの専攻

●ビジュアルアーツ専攻
 さまざまな素材や媒体を使って現代美術の新しい方向性を探り、媒体にとらわれない現代的な作品を制作します。

●アーツ&ルーツ専攻
 地域の歴史的な文化資源(ルーツ)を調査・研究し、それらを再評価していく中で新しい芸術表現を探求します。

●ものづくりデザイン専攻
 地域(秋田)固有の素材や技術などを現代の工業デザインの視点でとらえ直し、地方色豊かな新製品を提案します。

●コミュニケーションデザイン専攻
 映像や画像、文字などのデザイン表現を幅広く学び、商品パッケージや広告などを総合的な視野で企画・制作します。

●景観デザイン専攻
 美しいまちなみや風景のデザインをとおして、快適さとにぎわいにあふれたまちづくりを企画・提案します。

1年〜4年次
美術教育センター

 語学や文化人類学などの教養教育、美術史や美術理論などの専門共通教育、情報リテラシー(情報を使いこなす力)などのキャリア教育、教員・学芸員の養成を行います。

社会貢献センター

 企業や行政との共同デザイン研究や商品開発、高校生を対象にした授業、市民が芸術を身近に感じられるアートスクールなど、地域社会への貢献活動を一元的に行います。


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