※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年12月7日号

秋田公立美術大学

東北で唯一の公立美術系4年制大学が開学

地域とつながり、新たな価値観を世界に発信!


 今年3月に設置認可を申請していた「秋田公立美術大学」が、11月8日付けで文部科学大臣に正式に認可されました。これにより東北で唯一の公立美術系4年制大学が、来年4月からいよいよスタートします。


 下のロゴマークは同大学の教員予定者である大谷有花さんがデザインしました。一般的な概念にとらわれない伸びやかでオリジナリティにあふれ、新しい価値観を発信していく新大学の基本理念を示しています。
 緑豊かな秋田の山並みと、日本海の夕日に染まる波間をライトグリーンとピンクの2本線でイメージ(色は表紙参照)。また、新大学の英語名「Akita University of Art」の頭文字「A、U、A」がつながった形でもあります。

新大学の4つの基本理念

 新大学が掲げる基本理念は次の4つ。これらに基づいて、これまでにない特色を持った魅力的な大学をめざします。
●新しい芸術領域を創造し、挑戦する大学
●秋田の伝統・文化をいかし発展させる大学
●秋田から世界へ発信するグローバル(国際的)な人材を育成する大学
●まちづくりに貢献し、地域社会とともに歩む大学

3年次以降は5つの専攻

 新大学は、公立美術工芸短大がこれまで培ってきた教育や地域貢献の実績を発展的に継承します。1・2年次はさまざまな素材・技法を学び、3年次以降は5つの専攻に分かれてそれぞれの芸術表現を追求します。
◆3年次以降の専攻◆
●アーツ&ルーツ…地域の歴史的な文化資源を調査・研究し、それらを再評価していくなかで新しい芸術表現を探求します。
●ビジュアルアーツ…さまざまな素材や媒体を使い、現代美術の新しい方向性を探ります。
●ものづくりデザイン…ガラス、漆、彫金、陶芸、木工、染色、家具などを、現代デザインの視点でとらえ直し、地方色豊かな新製品を提案します。
●コミュニケーションデザイン…映像や画像、文字などのデザイン表現を幅広く学び、商品パッケージや広告などを総合的な視野で企画・制作します。
●景観デザイン…美しいまちなみや景観をとおして、快適さとにぎわいにあふれたまちづくりを企画・提案します。

一般選抜の定員は75人

 来年度の入学定員は、一般選抜75人、推薦選抜25人の計100人です。センター試験利用の一般選抜の内訳は、前期日程40人(試験日▼2月25日(月)・26日(火))、中期日程35人(試験日▼3月8日(金))。出願期間は来年1月28日(月)から2月6日(水)までです。
 推薦選抜、社会人特別選抜、3年次編入学の募集は終了しました。
 入試について詳しくは大学設置準備室へお問い合わせください。

大学設置準備室tel(866)2028
秋田公立美術大学ホームぺージ

“美短”から“美大”へ


地元新屋地区では横断幕で認可をお祝い


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