※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2012年12月7日号

平成23年度 介護保険の概況

介護保険は助け合いの制度です。


 秋田市の要介護・要支援認定者の人数は今年3月末現在で1万7千114人。市の高齢者(65歳以上)人口が約7万9千人ですから、認定を受けているのは、ほぼ5人に1人です。
●介護保険課tel(866)2069

 昨年度、秋田市で介護サービスに使われたお金は約232億6千万円。平成22年度に比べて6.9%増え、介護保険制度が始まった平成12年度(約96億円)の約2.42倍です。在宅サービスの費用が全体の6割以上を占め、施設サービスを上回っています(下グラフ(1)(2)参照)。在宅サービスの中でもショートステイの利用が引き続き増えています。

(1)秋田市の介護サービスに使われたお金

(2)事業費の推移(過去3年)


お互いを支える「助け合い」の制度

 介護保険は、40歳以上の市民全員で保険料を負担し合います。現在は介護が必要ない人も、将来介護が必要になった時にいつでもサービスを受けられるようにつくられた“助け合い”の制度です。
 介護サービスに要する費用は半分を国・県・市の公費(税金)で、残り半分を第一号被保険者(65歳以上)と第二号被保険者(40歳〜64歳)の保険料で負担しています(下グラフ(3)参照)。第二号被保険者から納めていただいている保険料が約3割を占め、介護保険を運営していく大きな支えになっています。

(3)秋田市の介護サービス事業費の負担割合


●秋田市のおもな介護サービスの利用件数(平成23年度)

あなたや家族の保険料の納付方法は?

 介護保険料の滞納が続くと、介護サービスを利用するとき、自己負担が本来の1割でなく3割になる場合があります。これは滞納がないかたとの負担の公平を図るためのルールですが、滞納したため3割負担になるかたが年々増えています。
 保険料が特別徴収(年金から引き落とし)のかたでも次のような場合は一時的に普通徴収(金融機関などでの窓口納付)になります。
●年間の保険料が減額になった
●年金が一時差し止めになった
●年度の途中で、65歳になった
●他市町村から転入した…など
 高齢のかたは納付方法が引き落としから窓口納付に変わったことに気付かず、納め忘れてしまうことがあります。ご家族も保険料の納付方法を確認しておきましょう。

◆口座振替のご利用を
 窓口で納付しているかたには納付の手間が省け、納め忘れがない便利な口座振替をおすすめします。納入通知書、預貯金通帳と印鑑を持って金融機関の窓口でお申し込みいただけます。


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