今冬の最深積雪(1月17日現在)は1月12日に記録した68センチ。これは、大雪だった昨年の48センチを大きく上回り、「平成18年豪雪」時の最深積雪74センチに迫る数字です。また、1月の平均気温(17日現在)も、平年より1.7℃低く、寒かった昨年よりさらに0.5℃低い氷点下1.6℃で、降った雪が解けずに積もっている状況が続いています。
安全・安心な市民生活の確保と県都としての都市機能の維持は、本市の責務です。この状況を受け、1月12日には私を総本部長に、平成17年12月以来となる「秋田市道路豪雪対策本部」を設置しました。幹線・バス道路はもとより通学路や生活道路の除雪、交差点の角や道路脇の雪山の排雪を重点的に、とにかく毎日の通勤・通学や買い物、通院、そして救急車両の通路確保や消火栓周辺の除雪などに万全を期すとともに、これまで以上に、地域のパトロールや、除排雪状況、雪捨て場に関する情報発信にも細心の注意を払うように努めています。
どうか市民のみなさまにも、玄関先の除雪や地域での排雪作業時のご協力については今後ともよろしくお願いします。
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しんしんと降る雪。私は雪特有の静かなるが故の怖さを感じるときがあります。雨であれば屋根をたたく音や河川の濁流であったり、風であれば大きく揺れる街路樹や電線など、直接目や耳に飛び込んできます。一面の景色を白で包み隠し、辺りの音をすべて吸い込むかのようにただただ静かに降り積もる雪には、目に見えない分、耳に聞こえない分、かえって恐怖をかき立てられるのかもしれません。
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