※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2013年6月7日号

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エリアなかいち・与次郎像のヒゲが復活
やさしくなでてネ!


お互いヒゲがトレードマーク! ノーザンハピネッツの長谷川誠選手と

 エリアなかいちに設置された「与次郎像」のヒゲが折られてしまったことを受け、5月9日、新しい素材にしたヒゲの付け替え作業が行われました。
 この日は、同じくヒゲがトレードマークの、秋田ノーザンハピネッツの長谷川誠選手も参加。像の寄贈者である秋田市文化団体連盟の村井凌雲会長らと一緒に、ヒゲを与次郎像に埋め込みました。
 ヒゲが元に戻った与次郎はどこか自慢げ。みなさんこれからもやさしく見守ってね!

忠義の飛脚、与次郎狐の伝説

 今から400年も前のお話ー。常陸から秋田に国替えになり、現在の千秋公園に久保田城を築いた佐竹義宣公の前に、一匹の白い狐が現れました。狐は義宣公に、「私は、この山に住む齢300になる狐の頭です。このたびの殿の築城で住む場所をなくして困っているので、殿のお力で住む場所を与えてほしい。もしも願いがかなうならば、必ず殿のお役にたちます」と願い出ました。
 狐をかわいそうに思った義宣公は、狐に城の茶園の近くの場所を与え、「茶園守の与次郎」と呼ぶことにしました。与次郎狐は、約束通り義宣公のため、飛脚として秋田〜江戸をわずか6日で往復し、大いに働きました。しかし、与次郎狐の働きにより仕事をなくした飛脚たちの恨みをかい、羽州街道の六田村(現在の山形県東根市)あたりで罠にかかり殺されてしまいました。
 与次郎狐の無念の死を哀れみ、義宣公がその霊を祭ったのが、千秋公園にある与次郎稲荷神社(右写真)といわれています。


*東根市にも同じように与次郎稲荷神社が建てられています。


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