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2013年7月5日号

市長コラム

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「市長ほっとコーナー」
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ポジティブ シンキング〜秋田へ、全国から

市長穂積 志(もとむ)

熱い祭りの季節はもうすぐ!
 「実は一度も訪れたことがない都道府県ランキング」という民間の調査があって、それによれば秋田県は高知県に次いで全国で2番になったそうです。こんな記事を見ていたら、次のような話を思い出しました。
 昔、2人の靴のセールスマンがアフリカへ行った際、多くの人が裸足なのを見て、1人は「誰も靴を履いてない。これじゃ靴は売れない」と思い、もう1人は「ラッキー、誰も靴を履いていない。売り放題だ」。
 どっちの思考パターンが商売に向いているか、もう明らかですね。物事をポジティブに前向きに考えるか、否定的に受け取るかによって、私たちの行動パターンも大きく変わってくると思います。
 さて、冒頭で紹介した都道府県ランキング。現在、秋田市では、芸術・文化によるまちづくりや観光戦略による交流人口の増加をてこに、地域の活性化に力を注いでいます。まだ多くの人が来たことがないと言うのなら、今まさに秋田へ全国から観光客を呼び込むチャンスです。本市にとってこのランキングは、歓迎すべきとても心強いものと言えます。
 タイムリーなことに10月からは大型観光企画「秋田デスティネーションキャンペーン」が始まります。さらに、来年秋は「第29回国民文化祭・あきた2014」の本番です。『「発見×創造」もうひとつの秋田』をテーマに、1か月間にわたり全国から多くのお客さまを迎えることになります。
 すでに受け入れ準備は始まっています。例えば、県ハイヤー協会秋田支部では、運転手が接客などのマナーを学ぶ、「タクシー乗務員講習会」を実施。8月までに市内15社のほトンどの運転手が受講するそうです。秋田竿燈まつりも間もなくです。まずは秋田に来てもらい、今度はリピーターになってもらう。そのために観光関係者のみならず、市民・地域・企業・行政が一体となって機運を盛り上げていきたいものです。
       
 この号が届くころ、秋田は梅雨の最中(さなか)です。きっと街のいたるところで、雨に濡れた紫陽花や花しょうぶなどが咲いていることでしょう。
 この季節をジメジメして鬱陶しいととるか、しっとりとして瑞々しいと感じるか。心の持ちようで、青や紫の花の鮮やかさやその先に広がる風景は、随分違うものになるのではないでしょうか。

雨に濡れた花もまた素敵です
(小泉潟公園で)


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