※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2014年12月5日号

市長コラム

秋田市ホームページで
市長の動向や記者会見の内容などをお伝えしています。
「市長ほっとコーナー」
http://www.city.akita.akita.jp/city/mayor/

平成26年を振り返って

市長穂積 志(もとむ)
ハピネッツ、なんぴあ、国文祭…
今年もいろいろありました
 師走、今年もまた慌ただしい季節がやってまいりました。先生も走り出すと言われるこの時季、道行く人の表情でその人にとってどんな1年だったかがわかるという人の話を聞いたことがあります。12月というのは不思議な月です。それでは私なりにこの1年を振り返ってみます。
 まずは、秋田公立美術大学の話題です。1月、客員教授でプロフィギュアスケーターの荒川静香さんが、スケッチのモデルとして学生の前で優雅なスケーティングを披露しました。また4月には、初めて1年生から4年生の全学年が揃って新学期を迎えています。
 そしてトップスポーツ、プロバスケ・秋田ノーザンハピネッツの快進撃です。5月、念願の有明コロシアムでのファイナルでは、堂々の準優勝を飾り、ブースターの活躍とも相まって市民に自信と感動を与えてくれました。サッカー・ブラウブリッツ秋田も拠点を秋田市に移し、2014シーズンからはJ3に参入、ラグビー・秋田ノーザンブレッツも地域に根ざした活動を続けています。
 また、本市が進める市民協働・都市内地域分権でも大きな動きがありました。5月には、御野場地区に南部市民サービスセンター「なんぴあ」がオープンし、同じく東部公民館に隣接する運動広場では、(仮称)東部市民サービスセンターの建設に着手しています。現在建設中の新庁舎に、(仮称)中央市民サービスセンターが整備されることで、市内7地域すべてにサービスセンターが揃うことになります。
 広島市では8月、多くのかたが亡くなった痛ましい土砂災害も起きました。同様の現象はどの都市においても起こり得ることから、本市としても、その対策の強化に取り組んでいることは言うまでもありません。
 そしてまだ記憶に新しい第29回国民文化祭では、文化や芸術の大きな力に加えて、市民が持つ力の大きさをも再認識したところです。国文祭に合わせて開催した「しみん大文化祭inアルヴェ」では、2千人を超す市民がステージ出演や展示販売などに参加しました。また、各種イベント企画や会場での受付・案内など、さまざまな場面での“市民力”の発揮が光り、まさに市民協働の理念を具体の行動で表してくれました。
 国際交流では、8月、アメリカ・アラスカ州キナイ半島郡から来秋した高校生バレーボールチームが地元の高校と合同練習を行い、11月には、ドイツ・パッサウ市との姉妹都市提携30周年を記念したコンサートで、同市から招いた音楽家が、パイプオルガンの荘厳な響きで市民を魅了しました。
 駆け足で1年を振り返りましたが、残された季節はさらに足早に過ぎ去っていくことでしょう。みなさんも健康には十分留意され、良い年をお迎えください。


© 2014秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp