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※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2015年2月20日号
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平成25年度秋田市決算 |
効果的・効率的な財政運営に努めました |
一般会計
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一般会計は福祉や都市基盤の整備、教育など、市の一般的な事業に使われる経費です。平成25年度は、歳入から歳出を差し引いた18億851万8千円から、平成26年度に繰り越した事業の財源となった3億2千177万9千円を除いた、14億8千673万9千円(前年度比12.8%増)の黒字になりました。
歳入では、企業収益の大幅な改善による法人市民税の増加で、市税が約9億8千万円増えましたが、それに伴い、地方交付税が約17億6千万円減りました。 歳出では、子ども福祉医療基金を創設したことにより民生費が約17億2千万円増えました。また、中通一丁目地区市街地再開発事業の終了により総務費が約49億1千万円減りました。 |
一般会計決算額と歳入・歳出の内訳 |
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特別会計
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![]() 特別会計は、介護保険や国民健康保険など特定の事業を行う場合、その収入を支出に充てるため、一般会計と区別している会計です。 全体では、平成25年度の歳入決算額から歳出決算額を差し引いた、10億7千48万4千円の黒字となりました。 <特別会計のおもな内容> ●土地区画整理会計 秋田駅東地区などの整備 ●市有林会計 市有林(約2千ヘクタール)の管理 ●市営墓地会計 平和公園・南西・河辺・北部の各墓地を管理 ●廃棄物発電会計 総合環境センターの廃棄物発電で生じた余剰電力を、電気事業者へ売却 ●国民健康保険事業会計 国保税の徴収、保険給付など |
公営企業会計決算
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![]() 企業会計では、営業面から見た収支を「収益的収支」、設備など所有財産の面から見た収支を「資本的収支」と表します。 平成25年度は、収入が減ったものの、諸経費などの節減に努め、黒字となりました。平成26年度からは地方独立行政法人へ移行し、効率的な経営に努めています。 |
指標で見る秋田市の財政 |
自治体の財政の健全性を示す指標に、秋田市の平成25年度決算を照らしてみました(赤字の数値)。
<前>=前年度の数値 <類>=中核市で、おもに人口40万人未満の類似都市(22市)の平均値 ◆財政力指数 0.620 <前>0.614 <類>0.715 数値が「1」に近いほど財政力が強く、「1」を超えると財政的に余裕があるといえます。 ◆経常収支比率 89.0% <前>89.9% <類>89.9% 財政構造の弾力性を判断する指標となり、80%を超えると、硬直化(ゆとりがない)傾向にあるといえます。 ◆公債費比率 13.4% <前>13.7% <類>11.8% 公債費(市債の返済経費)の経常一般財源(経常的に入る使い道が自由なお金)に占める割合。10%以下が望ましいとされています。 ◆実質公債費比率 12.4% <前>12.7% <類>9.3% 公債費に充当された一般財源の額が標準財政規模(一般財源の標準規模)に占める割合です。 ★一口メモ 市債とは、学校や道路などを整備するために国や金融機関などから借りるお金のことです。平成25年度末の市債残高(特別会計含む)は約1,417億円で、前年度から約32億円減少しました。 *市のもう一つの公営企業である上下水道局の決算は、昨年の広報あきた12月5日号に掲載しています。 |
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