※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2015年2月20日号

平成25年度秋田市決算

家庭ごみ処理手数料 編


より良い環境を次の世代へ

環境都市推進課tel(863)6632
http://www.city.akita.akita.jp/city/ev/cp/

ごみ処理手数料を環境対策事業に活用

 平成24年7月から市民のみなさんに、ごみ減量のため家庭ごみ処理手数料を負担していただいており、この歳入を基に、「人にも地球にもやさしいあきた」実現のための事業費を支出しています。
 取り組みの2年目となる平成25年度の事業費の内訳や、おもな内容は下記のとおりです。詳しくは、環境都市推進課へお問い合わせください。 

■家庭ごみ処理手数料収入(歳入)
 4億5千708万2千円
■手数料を活用した事業など(歳出)
 3億8千886万円

*下記の事業費と基金積み立ての合計額。
 下の歳入と歳出の差額6千822万2千円は、平成26年度以降の家庭ごみ減量のための対策事業およびその他の環境対策事業に活用します。

ごみ集積所の整備に補助 不法投棄監視パトロール車両。早朝・夜間も出動!
資源化物の集団回収を奨励

〜これってなぁに〜
おもな取り組み

■スマートシティ・プロジェクト推進協議会の運営
  「あきたスマートシティ・プロジェクト推進協議会」は、秋田市に適したエネルギーの利活用を検討する協議会です。IT技術者や大学の教員、エネルギー関係事業者などで構成されています。
■スマートシティ情報統合管理基盤の運用
  「情報統合管理基盤」は、電気やガスなどのエネルギー使用状況を把握・分析して、効率的な施設の運用を図ることで省エネルギーや温暖化対策を推進するシステムです。
  現在、市の施設445か所を管理し、このうちセンサーで常にエネルギー使用状況を監視している秋田公立美術大学など5施設で、システム導入前の平成23年度に比べ、使用量を5%削減しました。
■地域ESCO事業
  平成24年度に照明や空調の改修を行った秋田テルサ、サンライフ秋田、秋田市保健センター、山王中学校の4施設で、引き続き省エネルギー化と効率的な光熱費削減を行いました。
■森林管理長期委託制度の導入調査
  山林所有者が抱える課題と森林資源の活用を一体的にとらえ、山林の管理から木材販売までを行う「森林管理長期委託制度」導入の可能性を調査しました。
 また、木質ペレットなど再生可能エネルギーの製造・普及につながる研究と検討を進めています。これらの事業は二酸化炭素の吸収源となる森林管理につながります。
木質ペレット…木くずを圧縮成型した固形燃料

■森林の環境保全整備
  森林の生産性と二酸化炭素の吸収効果などを高めるため、間伐が必要な森林の間伐費用を補助しました。
■地球温暖化対策の推進
  市内の家庭で省エネやごみ減量などを実践し、状況を市へ報告してもらう「e-市民認定システム」やエコドライブ実技講習会(下の写真)などを実施。温室効果ガスの削減に取り組みました。

◇これからもごみ減量にご協力をお願いします

ごみ減量のポイントは、「生ごみの水切り」「雑がみの分別」「食べ残しを減らす」こと。「人にも地球にもやさしいあきた」の実現のため、引き続きみなさんのご協力をお願いします!

〜これってなぁに〜
用語ワンポイント

■スマートシティ・プロジェクト
  ITを活用したエネルギー利用効率の最適化や、再生可能エネルギーの利用促進などの各種事業を通じて、温室効果ガス削減や環境関連産業の参画による地元経済の活性化などを図る取り組み。環境と経済の好循環を生み出します。
■ESCO事業
  初期投資を抑えながら建物の省エネ設備の導入から運転管理まで、一括した省エネサービスを提供する取り組み。
■e-市民認定システム
  家庭での省エネやごみ減量など、エコな活動を市に報告するとポイントがもらえ、貯まったポイントに応じてエコ商品がもらえる取り組み。
■微小粒子状物質(PM2.5)
  大気汚染物質で、呼吸器系などへの健康影響が懸念されている微粒子。


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