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※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2015年3月20日号
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“環境立市(りっし)”にはずみ! |
市の計画が国の
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![]() 秋田市が提案した「あきた次世代エネルギーパーク計画」が、昨年10月に経済産業省の「次世代エネルギーパーク」として認定され、2月20日、認定証交付式が行われました。 秋田市総合計画の中の6つの成長戦略の一つである「環境立市あきたの実現」に向けて、また一歩大きく踏み出すことができました。 ![]() 2月20日の認定証交付式で。東北経済産業局の佐藤和男エネルギー対策課長(右)と穂積市長 |
再生可能エネルギーを知り将来の環境を考える場に |
「次世代エネルギーパーク」とは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーをはじめとした次世代のエネルギーに関する取り組みを、見学・体験できるようにして、地球環境と調和した将来のエネルギーのあり方に理解を深めてもらおうとする計画です。現在、全国で60の地域が国の認定を受けています。
秋田市では、豊かな風況(特定の場所の風の吹き方)を生かした風力発電施設、森林資源を活用したペレットボイラーや製造工場などの木質バイオマス(※)関連施設、さらに、太陽光発電施設、地中熱利用施設など、再生可能エネルギーを活用した建物が増えてきました。 「あきた次世代エネルギーパーク計画」では、これらの施設を一体的に見学できるようにし、たくさんの人に楽しみながら体感してもらうことで、将来の環境やライフスタイルを考えるきっかけになることをめざしています。 また、あきた次世代エネルギーパークを、環境学習で取り上げたり、社会見学などに組み込んだりすることで、再生可能エネルギーについて学ぶ機会を作り、将来の人材育成や地域の環境活動の活性化にもつなげていきたいと考えています。 ※バイオマス=再生可能な生物由来の有機性資源(化石資源を除く) |
企業と連携を図り、施設見学会などを開催予定 |
現在、市のエネルギーパーク事業に参加する企業と市の施設は26か所です。市では今後も、協力していただける施設を増やしていく予定です。
■参加事業者と施設名 ・(株)ウイネット向浜/「秋田・向浜風力発電所」 ・(一社)あきた市民風力発電/「竿太朗」 ・(一社)秋田未来エネルギー/「風こまち」 ・くろしお風力発電(株)/「秋田国見山第一風力発電所」 ・秋田国見山風力発電(株)/「秋田国見山第二風力発電所」 ・羽後風力発電(株)/「秋田下浜風力発電所」 ・JX日鉱日石エネルギー(株)/「秋田メガソーラー発電所」「土浜風力発電1号」 ・(株)秋田ウィンドパワー研究所/「秋田新屋ウィンドファーム」 ・さくら風力(株)/「新屋浜風力発電所」 ・エナジー・イノベーション(株)/「大沢大規模太陽光発電所」 ・秋田ペレット(株)/「木質ペレット製造施設」 ・秋田県信用組合泉支店/「木質ペレットボイラー」 ・北秋容器(株)/「木質ペレットボイラー」 ・国土交通省東北地方整備局秋田河川国道事務所▼「秋田南バイパス風力発電設備」 ・県港湾空港課/「秋田マリーナ風力発電設備」 ・県生涯学習課/「小型風力発電設備(ユースパル敷地)」 ・(株)ユーラスエナジー秋田港/「ユーラス秋田港ウインドファーム」 ・秋田公立美術大学/「地中熱ヒートポンプ」 ・アルヴェ/「小規模太陽光発電および小型風力発電」 ・大森山動物園/「小規模太陽光発電」 ・山王中学校/「地中熱ヒートポンプ」 ・秋田市老人福祉センター/「木質ペレットボイラー」 ・総合環境センター/「秋田市メガソーラー発電所」「小規模太陽光発電」「廃棄物発電(バイオマス)」 市では、今後、6月頃をめどに施設見学の受付窓口の設置、説明員の無料派遣、パンフレットなどの作成、EV(電気)バスなどを活用した市民向けの施設見学会などを予定しています。 ●問い合わせ 環境総務課地球温暖化対策担当tel(863)6862 http://www.city.akita.akita.jp/city/ev/mn/ene_park/ |
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