※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2015年3月20日号

包括外部監査の結果報告


 このたび、市の監査人である吉岡順子さん(公認会計士)から平成26年度包括外部監査の結果報告がありました。包括外部監査は、市の組織に属さない独立した立場の監査人が、市の事務をチェックするものです。
 今回の監査テーマは「外部委託に関する事務の執行について」。市は報告された内容を十分検討し、適切に対処していきます。監査結果のおもな内容は次のとおりです。
総務課tel(866)2007

■設計書での単価の適用や計算過程で誤りが見られた。設計金額を正確に算定する必要がある
■落札者以外は予定価格を下回る価格で応札していない入札があることから、予定価格や事業の発注単位、仕様、入札参加要件などの設定を見直し、入札の競争性向上を図る必要がある
■最低制限価格以下による入札無効数が多い入札に関しては、過去の最低制限価格の割合と比較して設定額が高いことが起因していると思われるが、競争入札がもたらす経済性の確保と、業務における質の維持のバランスを考慮しつつ最低制限価格を決定することが求められる
■入札を実施するよりも、金額および質の維持の面で良いと判断した場合に随意契約すると考えられるが、今後も随意契約する際には、そのメリットを享受するために契約額の削減努力を行い、価格の硬直化を防ぐ必要がある
■1者応札となった契約については、その理由を明確にした上で、次期以降の業務委託に活かす努力が必要である。また、公募にあたっての選定条件は慎重に決定する必要があるが、一方で競争性が阻害されることも問題であり、市内での経験や経験年数など選定条件については再検討も必要である


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