※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2015年9月4日号

上下水道の広場


秋の“藤倉水源地”を散策してみませんか


 秋田市の水道発祥の地「藤倉水源地」(山内地区)は、明治40年に一部通水を開始して昭和48年に取水を停止するまでの70年近く、市民生活に潤いをもたらしました。日本の近代水道の遺構として非常に保存状態がよかったことなどから、平成5年に国の建造物の重要文化財(近代化遺産)に指定されています。
 これからの季節は、紅葉の名所としてもおすすめ。秋晴れの下、旭川上流に少し足を伸ばして散策してみてはいかがでしょう。

住所/山内字上台および字大畑

9月10日は下水道の日

 下水道はまざまな役割を持ち、私たちの生活に欠かすことができない設備です。下水道をきちんと機能させるため、毎日の生活では、次のことをみんなで心がけましょう。

下水道の役割

●美しい自然のため
 汚水をきれいにしてから川などへ流すので、川や海がきれいになります。
●快適な生活のため
 水洗トイレが使えるなど、清潔で快適な生活環境になります。
●清潔で住みよいまちのため
 川や道路の側溝がきれいになり、嫌な臭いがなくなります。
●安全なまちのため
 大雨が降ってもすばやく雨水を川まで流し、浸水を防ぎます。

台所では次のことに注意!

●野菜くずや残飯を流さない
 野菜くずなどは排水管が詰まる原因になります。流し台に三角コーナーを置くなどしてごみとして出しましょう。
●油を流さない
 天ぷら油などの油類も詰まりの原因です。使い切ることを心がけ、使用済みの油は吸い取るなどして適正に処理しましょう。
●熱湯は冷ましてから
 熱湯を流すと排水管故障の原因になります。冷ましてから流しましょう。

トイレやお風呂でも…

●水洗トイレでは溶ける紙を使う
 水に溶けにくいティッシュペーパーや紙おむつなどは、排水管が詰まる原因になりますので、流さないでください。
●お風呂や洗面所では固形物を流さない
髪の毛や石けんなどの固形物は、排水管が詰まる原因になります。排水管にたまった髪の毛などはこまめに取り除きましょう。

災害に備えよう!

 突然起きる地震は、水道・電気・ガスなどのライフラインに大きな被害を与えます。みなさんのご家庭でも、日頃から地震に対する備えを心がけましょう。

■飲料水の確保

 生命を維持するために必要な水の量は、1人1日3リットルといわれています。地震で断水になった場合、応急給水体制が整うまでは、各家庭で水を確保しなければなりません。食料と同じように、飲料水も最低3日分は確保しておきましょう。

■お風呂の水は災害時に有効に使えます

 お風呂の残り湯は、災害時にさまざまな用途に利用できるので、すぐに流さずにためておきましょう。消火用水、断水時のトイレの流し水としても利用できます。
*残り湯をためておく際は、風呂のフタをするなどの事故防止も忘れずにしましょう。

■一番近い給水拠点を確認しましょう

 地震で断水した場合は、避難施設へ給水バッグなどで応急給水を行います。避難施設は、小・中学校、高校などですが、自宅から一番近い施設を、市民便利帳や秋田市ホームページ内の防災コーナーでご確認ください。
●秋田市防災コーナー
 http://www.city.akita.akita.jp/city/gn/ds/

災害時の水道施設復旧に関する協定を締結


6月12日に行った協定の締結式で。高橋正男理事長(右)と穂積市長

 (公社)日本水道協会秋田県支部(支部長は穂積市長)と秋田県管工事業協同組合連合会(高橋正男理事長)が、「災害時における水道施設の復旧応援に関する協定」を締結しました。
 これにより、被災した地域などへの応急給水や、水道施設の早期復旧を行い、全県規模の連携体制を構築していきます

カンちゃんインフォメーション


排水設備工事は「指定工事業者」に依頼を

 トイレの水洗化などの排水設備工事は、定められた技術基準に基づいて適切に行わないと、故障や公共下水道に悪影響を及ぼす原因になります。
 排水設備工事は、それらの手続きも含め、上下水道局が指定した「指定工事業者」が行うことになっています。工事を依頼する際は、工事の内容・使用製品などを十分確認した上で、契約してください。
<問>給排水課tel(823)8432 

トイレの水洗化をサポート

 トイレの水洗化は、くみ取りの必要がなくなるほか、排水による悪臭を防ぎ、川・海の水質を改善するなど重要な役割を果たしています。
 上下水道局では、ご自宅のくみ取りトイレを水洗トイレに改造する工事などに対し、融資あっせん・助成金制度を設けています。衛生的で快適な生活のため、ぜひ水洗化をご検討ください。
<問>給排水課tel(823)8432

井戸水、沢水などをご使用のかたへ

 井戸水や沢水などを使い、その水が公共下水道などへ接続されている場合は、下水道使用料などの支払いが必要になります。
 それらの使用を開始・中止する場合、また現在、井戸水などを使っていて、まだ届け出をしていない場合は、お客様センターへご連絡ください。
<問>お客様センターtel(823)8431

「上下水道の広場」では、
みなさんからのご意見、ご質問などをお待ちしています

〒010-0945 川尻みよし町14-8
 上下水道局総務課経営企画係
tel(823)8434 FAX(824)7414
Eメール ro-wtmn@city.akita.akita.jp


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