※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2015年9月18日号

“こころ”と “こころ”通わせて

9月・10月は「秋田市自殺対策強化期間」


 平成25年の秋田市の自殺者数は59人。自殺率(人口10万に対する発生件数)は18.4で、4年連続で減少しています。その傾向としては、男性が女性の約2倍で、職業別では無職のかた、原因別では健康問題によるものが多くなっています。
 秋田県では平成26年の自殺率が26.0で全国ワーストを脱したものの、予断は許されません。周りに気になるかたがいたら、次の点にご留意ください。

こころの健康相談は秋田市保健所健康管理課へ。
tel(883)1180(平日の8:30〜17:15)

悩みを抱えている人に気づいたら…

まずは声をかけましょう
 →眠れてますか?
 →どうしたの? なんだか辛そうだけど…
 →何か悩んでる? よかったら話してね など
傾聴しましょう…相手の話をよく聴いているというメッセージになり、また、話を促し、こころの整理の手助けにもなります。
 →相手の話を否定せずに、そのまま受け止める
 →相手の身になって、気持ちを感じ取るように聴く
 →相手の話のペースに合わせる。黙り込んでも、じっくり待つ
 →聴いた話は、ほかの人に漏らさない

傾聴のポイント
■「あいづち」と「うなづき」が大切。
■相手が最も言いたいと思われることを繰り返す。
 相手…「今、東京の娘に会いたいんです」
 良い例…「そう、娘さんに会いたいんですね」。
 「あなたの言いたいことは、〜ということですか?」
 →相手の言ったことを整理して繰り返すのもよい
■相手の話の中に出てきたことについて質問する。
 (1)答えが限定される質問(閉じた質問。口数が少ないかたなどとのやりとりに効果的)
  …「今朝、ご飯は食べましたか」
 (2)自由に答えられる質問(開かれた質問)
  …「今日の体調はどうですか」
 *聴き手の興味で質問はしないこと。

理解を深めましょう

こころのケア相談セミナー(参加無料)
 臨床心理士の檜森久子さんが、「高齢者の孤立を防ぐ〜心の奥の寂しさに寄り添う〜」と題し、お話します。
日時→9月25日(金)14:00〜15:30
会場→市保健所2階大会議室(八橋)
申込→健康管理課tel(883)1180

集いの場へどうぞ
(1)音楽と祈りの集い(参加無料・直接会場へ)
 大切な人との死別を体験したかたが対象です。僧侶の講話を通して、亡くなったみなさんの冥福を祈り、思いを分かち合います。また、アイリッシュハープのコンサートも行います。
日時→10月3日(土)14:00〜16:00
会場→堂光明寺(旭北寺町1−21)
…駐車場はありませんのでご了承ください
◆問→秋田グリーフケア研究会tel080-5000-8706

(2)若者の語り場(参加費500円。直接会場へ)
 39歳以下のかたが対象です。日頃の悩みや不安に感じていることを自由に話しませんか。毎月第2土曜の15:00〜17:00に開催しています。10月の日程→10月10日(土)、にぎわい交流館4階研修室4で
◆問→NPO目的のある旅代表の草野さんtel080-3088-7506
*(1)(2)は秋田市の助成対象事業です。


©2015秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp