※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2015年12月18日号

ずっと忘れない

こころに、学舎(まなびや)

4回シリーズの2回目!

戸米川小学校

 雄和戸賀沢字金山沢90-1

旧校舎(昭和初期)

校歌
作詞:竹内 瑛二郎 作曲:小松 平五郎
一 輝きわたる朝の日に 高くきれいな高尾山
  学びの道にあおぎつつ 伸びゆく国の希望をになう
 かたい心に育ちましょう
二 大空ふかくうつしゆく 広くゆたかな雄物川
 学びの道に思いつつ この故郷の栄えをきずく
 強いからだをきたえましょう
三 緑のいろもいきいきと 茂る林やみのる稲
 学びの道にうつしつつ 楽しくくらすこの戸米川の
 高いかおりをつくりましょう

石井露月

“大先輩”石井露月の精神とともに

 戸米川小学校の歴史は、明治8年に開校した「相川小学校」が始まりです。大正15年に相川小と女米木小が統合し、今の学区になりました。
 その統合に奔走したのが、女米木小卒業生の俳人・石井露月です。当時、学校の校医と学務委員だった露月は、両校が発展的に統合されるよう、地域の調整役として尽力しました。
 また、俳人としての露月の精神も受け継がれています。児童たちは普段から俳句に親しみ、露月を顕彰する大会で毎年入賞するなど、実力を遺憾なく発揮。“大先輩”が播いた俳句文化という種が、確実に地域に根付いている証となっています。

人とのつながりが育む広い心

 また戸米川小では、学年混合の「全校縦割り班」での活動が活発です。
 市内を巡る校外学習では、高学年はみんなを引率する責任感や下級生への優しさが、低学年は頼れる上級生への憧れが生まれます。恒例のさつまいも栽培では、学年を超えて協力するのはもちろん、さらに地域のかたから「ふるさと先生」として畑作業や調理などを教えてもらい、交流を深めました。 
 こうして人とのつながりの中で育んだ、広く思いやりのある気持ち。学校が新しくなっても、子どもたちはその気持ちを忘れずに活躍してくれることでしょう!

…平成27年12月現在の在校生は33人。うち最後の卒業生は9人です。

\(^O^)/笑顔の思い出♪

校外学習で市民市場を見学

立派なおいもがとれたよ〜

ありがとう戸米川小!
 ★シリーズ「ずっと、忘れない こころに、学舎」は、来年1月15日号で川添小学校を、2月19日号で種平小学校を紹介する予定です。



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