※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2016年7月1日号

市長コラム

秋田市ホームページで市長の
 動向や記者会見の内容などをお伝えしています。
「市長ほっとコーナー」
http://www.city.akita.akita.jp/city/mayor/

ようこそあきたへ(1) 〜秋田市観光myタクシー

市長 穂積 志(もとむ)


観光myタクシーで、ほのぼのした
出会いも♪(河辺へそ公園で)
 6月11日土曜日、快晴の昼下がり、市役所前から「秋田市観光myタクシー」に乗ってみました。市街地の東へ向かい、車はいつしか深い緑の陰とまぶしい初夏の光の中へすべり込んでいました。30分程で河辺の岨谷峡に到着。気温が30度近くまで上がった暑い日でしたが、岩見川の清流に沿って、せせらぎと野鳥のさえずりを聞きながらの散策は、マイナスイオン効果のおかげか全身が癒やされ、思いのほか涼しく感じられました。
 次に、車で4、5分程のへそ公園へ。そこで1歳半になるかわいい男の子を抱っこしたご夫婦に、たまたまお会いし言葉を交わしたところ、ピクニックに来てちょうどお弁当を食べ終えたばかりとのこと。今年度スタートした、市の第2子以降の保育料無償化の制度もご存知で、「もう1人子どもが欲しいな」と言ってくれました。さらに、双子と年子だという3人の女の子を連れて遊びに来ていたご家族にもお会いしました。多くの自治体が人口減少や少子化の問題に直面している昨今、この日お会いしたような家族を増やしていく施策が、今求められているということを改めて痛感しました。
 さて、趣を変えて車が次に向かった先は、手形の平田篤胤の墓と秋田大学鉱業博物館。秋田駅からだと車で10分かかりません。賀茂真淵や本居宣長らとともに「国学四大人」の一人と称される郷土が生んだ著名な国学者の墓や、2万点を超える標本を有し、国内外で学術的にも高い評価を得ている博物館が、普段あまり意識しませんが、実はすぐ身の周りにあるのですね。今回「観光myタクシー」を利用して、改めて気づきました。
 せっかくですからこのタクシーについてご紹介します。市では人口減少や少子化といった課題に取り組む中で、観光振興による地域経済の活性化・雇用創出が重要と捉え、市役所内の“魅力再発見検討チーム”で議論を重ねこのアイデアを練り上げました。小型タクシーを正規料金で4時間利用すると約2万6千円かかりますが、これを観光コースとして国に申請すると、半額の1万3千円で利用できるようになります。さらに市が独自に3千円を助成することにしましたので、1万円で小型タクシーを4時間チャーターできます。4人だと1人2千500円になります。
 4月からスタートした新制度、いろいろな観光コースを自由に選ぶことができます。もちろん市民のみなさんのご利用も歓迎です。私を案内してくれた池田紀代志さんという親切な運転手さんは、「秋田市ふるさと案内人」でもあり、地域や歴史にとても造詣が深いかたでした。観光客には新鮮に、地元のかたは改めて、秋田の魅力に感動すること請け合いです。ぜひ一度ご乗車ください。
*「ようこそあきたへ(2)」は、移住・定住について紹介する予定です。
秋田市観光myタクシーについて、詳しくは観光振興課へお問い合わせいただくか、同課ホームページをご覧ください。tel(888)5605


© 2016秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp