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※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2016年7月15日号
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健康ライフ太鼓判! |
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特定検診プラスの話+ |
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検査値とお酒〜お酒の上手な飲み方〜 |
■肝臓の検査値が高いかたは
アルコールが分解するときにできる「アセトアルデヒト」が肝細胞の破壊・炎症・線維化を起こします。多量の飲酒を続けると脂肪肝→肝炎→肝硬変へと進行します。 適正飲酒量である20gのアルコール(※)が血中から消えるには3時間かかります。肝臓・すい臓に負担をかけないよう、適正飲酒を心がけ、週2日は休肝日を設けましょう。 ■血糖値が気になるかたは お酒に含まれる糖質が少ない順に並べると、(1)焼酎・ウイスキー (2)ワイン (3)日本酒 (4)ビールになります。飲むときは糖質が少ないお酒を選びましょう。 ■尿酸値が気になるかたは 食品に含まれるプリン体を摂取し過ぎ、尿酸の排泄が不十分になると、針状の尿酸塩結晶が関節にたまり、痛風発作を起こします。お酒は尿酸値を高くするので、魚や肉の食べ過ぎに気を付け、過剰な飲酒を控えましょう。ビールは、プリン体が含まれていないものに切り替えましょう。 ■血圧が高いかたは 意外と知られていませんが、多量の飲酒により、血液中のアセトアルデヒドの濃度が高くなると、血管が収縮し、血流が低下して、血圧が上昇します。食事は薄味なのに血圧が高いかたは、お酒の飲み方を見直してみましょう。 ■太ってきたかたは アルコールは1gあたり7kcal! お酒自体のカロリーもあなどれません。適量飲酒に努め、油や食塩を含むおつまみの食べ過ぎに注意し、豆腐や鶏肉、野菜をしっかり食べましょう。 ■お酒が好きな女性のかたは 女性の多量飲酒は脳卒中と乳がんのリスクをあげるという研究報告があります。女性は男性よりも体格や肝臓が小さいためアルコールの代謝が遅く、また女性ホルモンの影響もあります。お酒は1日1合未満にしましょう。 ※20gのアルコールは、日本酒なら1合、焼酎なら100ml、ビールなら500mlに含まれます。 |
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