※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
|
2017年4月7日号
|
秋田市の新年度予算&事業概要 |
元気と豊かさを次の世代に! |
![]() 秋田市役所フェンシング部の練習風景 |
全神経を集中して相手と向き合うフェンシング
無駄なく、そして力強く踏み出す一歩が勝敗を左右します さぁ新年度が始まりました 何よりもはじめの一歩が肝心です 確実に、そして力強く、目標に向かって突き進みましょう! ●問い合わせ→財政課tel(888)5466 ●ホームページ→http://www.city.akita.akita.jp/city/fn/mn/ |
平成29年度当初予算額 *( )内は前年度の予算額。
■一般会計 / 1,259億2,000万円 (1,300億1,000万円) ■特別会計 / 742億52万9千円 ( 738億8,395万5千円) ■企業会計 / 327億4,725万6千円 (327億4,820万9千円) |
今年度の予算も、引き続き“地方創生・人口減少対策”に重点を置いています。
おもな事業は4〜6ページで紹介しているほか、財政課ホームページでもご覧いただけます。 |
今年度当初予算は、4月に市長選挙を控えているため、政治的判断が必要な新規事業の計上を見送る「骨格予算」として編成したことにより、一般会計は1千259億2千万円で、前年度比、3.1%減となりました。ただし、継続中の事業や鳥インフルエンザ対策、介護予防・生活支援サービスなど、住民サービスに直接関わる分野の新規事業は計上しています。
また、特別会計は742億52万9千円で、学校給食費会計の新設や介護保険事業会計の予算規模の増加などにより、前年度比、0.4%増となり、企業会計は327億4千725万6千円で、前年度とほぼ同額になっています *広報あきた3月3日号の6・7ページに掲載した事業案は、市議会ですべて議決されました。 |
一般会計予算のおもな増減 |
■歳入
市税…前年度比0.5%増。雇用・所得環境の改善に伴う個人市民税の増や、家屋の新増築や設備投資による固定資産税の増を見込んだことなどによる 譲与税・交付金…前年度比1.8%減。地方消費税交付金の減を見込んだことなどによる 地方交付税…前年度比4.2%減。総務省が示した地方財政対策をもとに、秋田市の税収見込みなどを考え合わせたことによる 市債…前年度比9.8%増。臨時財政対策債の増や、市民サービスセンターやコミュニティセンター建設事業の増などによる ■歳出 人件費…前年度比2.7%増。退職手当などの増による 扶助費(福祉や医療のための予算)…前年度比3.4%増。私立保育所等給付費や障がい者保護費の増などによる 公債費(借入金を返済するための予算)…前年度比2.3%減 投資的経費(道路や施設など、将来に残るものに支出される予算)…前年度比21.7%減。庁舎建設事業の減少や土地開発公社所有地の買い戻しの完了などによる *項目を合算しているため、一部構成比が一致しません。 |
■一般会計・歳入
|
![]() |
■一般会計・目的別歳出
(行政目的の違いから分類) |
■一般会計・性質別歳出 (経済的性質の違いから分類) |
![]() |
![]() |
■特別会計
|
■企業会計 |
![]() |
![]() ![]() 若い力! |
秋田市発展の原動力! “成長戦略” |
平成29年3月24日、「第2期秋田市中心市街地活性化基本計画」が内閣総理大臣認定を受けました!
人口減少傾向にあっても、都市としての持続的な成長や発展をめざすため、限られた財源の有効活用を図り、秋田市の総合計画「新・県都『あきた』成長プラン」の5つの成長戦略に位置づけた事業へ予算を重点配分しました。 上段でおもな事業を、下段では新規事業を中心に詳しく紹介します。 「●」=新規事業 「○」=継続事業 *金額は千円以下四捨五入。 事業名( )内の太字は、継続事業の中でも新たに行う事業名です。 |
<戦略1>
|
●園芸作物価格補償事業/166万円
○園芸作物販売促進支援事業/259万円(ダリアPR活動) ![]() ○新規就農支援事業/3千816万円(移住就農者営農開始支援事業) ○農商工連携ビジネス支援事業/754万円(今秋開催予定の(仮称)あきたスウィーツフェスタへの支援) ○中心市街地商業集積促進事業/1億9千967万円(詳細は8ページに) ○都市・農村交流促進事業/421万円(企業などの農業体験誘致) ○アンダー35正社員化促進事業/6千万円 ○秋田港コンテナ航路開設促進事業/1千714万円 |
<戦略2>
|
![]() 市民の座 ●ホストタウン交流事業/3千65万円 ●中心市街地優良建築物等整備事業費補助金/9千870万円 ●市民の座1230ミニコンサート開催経費/30万円 ○首都圏等修学旅行誘致事業/1千578万円 ○オール秋田「食と芸能」大祭典開催経費/1千500万円 ○スポーツホームタウン推進事業/3千325万円 ○県・市連携文化施設整備推進経費/6千238万円 ○(仮称)あきた芸術祭検討経費/576万円 |
<戦略3>
|
●小型風力発電事業/5万円
○ごみ減量対策事業/2千311万円 ○生ごみ減量促進事業/655万円(「オールあきた水切り月間」の実施) ○メガソーラー事業/7千380万円 ![]() ○再生可能エネルギー導入支援事業(スマートシティ創エネ事業)/2千314万円 ○あきエコどんどんプロジェクト事業/618万円 |
<戦略4>
|
○ワーク・ライフ・バランス推進事業/480万円(秋田市版イクボス宣言プロジェクト)
○第2子保育料無償化事業/6千239万円 ○保育士人材確保推進事業/719万円 ○産前・産後サポート事業/295万円 ○妊娠期からの相談支援事業(秋田市版ネウボラ)/661万円 ○妊産婦保健事業/2億2千111万円(多胎健康診査受診票を交付) ○若者自立支援事業/618万円(若者のためのしごと塾を開催) ○ふたりの出会い応援事業/711万円(秋田結婚支援センター登録料の助成とヤングシネマ祭の開催) ○不妊治療費助成事業/5千831万円 |
<戦略5>
|
○ねんりんピック秋田2017開催経費/1億8千421万円
○健康づくり推進事業/554万円(「秋田市いいあんべぇ体操」の教室開催、あきた健康クラブ事業) ![]() ○がん検診等事業/2億2千505万円 ○予防接種事業/6億8千342万円 ○エイジフレンドリーシティ推進事業/400万円 ○地域包括支援センター運営事業/3億3千525万円 ○認知症対策推進事業/820万円(「認知症初期集中支援チーム」の設置) ○高齢者生活支援体制整備事業/1千394万円 ○歩くべあきた健康づくり事業/156万円 ○高齢者コインバス事業/1億2千318万円 |
気になる事業をワンポイント解説 |
★園芸作物価格補償事業
農協や全農を通じて共同出荷した園芸作物(ねぎ・ダリア)の市場価格下落対策として、県・全農・農協・市などからの負担金を財源とする補給金を生産農家に交付します。 ★ダリアPR活動 秋田駅などに展示するとともに、首都圏でPR活動を行います。 ★移住就農者営農開始支援事業 県外から秋田市へ移住し、新たに農業経営を開始する若手農業者を育成するため、戦略作物導入などに必要な経費を支援します。 ★アンダー35正社員化促進事業 若者の安定した雇用拡大を図るため、35歳未満の非正規雇用者を正規雇用転換した企業へ、1人あたり年額20万円を3年間補助します。 ★ホストタウン交流事業 2020年東京オリンピック・パラリンピックの「ホストタウン交流計画」に基づき、フィジー共和国ラグビーチームの事前合宿誘致を推進するため、中学生選抜ラグビーチームの派遣など、スポーツと文化の交流を図ります。 また、マレーシア・バドミントン代表チームとの交流を通じてホストタウン登録をめざします。 ★中心市街地優良建築物等整備事業費補助金 中心市街地に優良建築物として整備される多世代共生型の共同住宅について、民間事業者に対して整備に係る費用を補助し、中心市街地への居住を促します。 ★市民の座1230 ミニコンサート開催 市役所を親しまれる芸術文化の発信拠点にするため、1階市民の座でミニコンサートを開催します。 今年も中心市街地が熱い! これが秋田だ!食と芸能大祭典2017 5/26(金)・27(土)・28(日) 最新情報はホームページで http://www.koreaki.jp/ ![]() ★小型風力発電事業 向浜汚泥再生処理センター敷地内で小型風力発電事業を実施し、その情報を発信することで、温室効果ガスの削減と地元事業者による風力発電事業への参入を促します。 ★「オールあきた水切り月間」 8月を「オールあきた水切り月間」とし、市民が実践した水切りの方法を募集・紹介することで、生ごみの減量につなげます。 ★あきエコどんどんプロジェクト スマートフォンなどのアプリを活用して、環境配慮行動ポイント制度やごみ分別などの情報を発信することで、環境にやさしい取り組みへの市民参加を促します。 http://www.ceeakita.org/akieco/ ★イクボス宣言プロジェクト イクボス講習会の実施やハンドブックの作成などによりイクボスを育成し、子どもを安心して生み育てられる環境整備につなげます。 ★若者のためのしごと塾 社会参加に困難を有する若者の個々の課題に寄り添い、伴走型で支援する専任スタッフを置き、ビジネスマナーや各種資格の取得など、就労へのステップアップを図ります。 ★ヤングシネマ祭 若者を対象に、「シングルズカフェ事業(独身男女を対象とした出会いの場)」と組み合わせたイベントとして開催します。 ★あきた健康クラブ事業 幼児や保護者、働く世代、高齢者など、各世代に応じた食と運動の総合的な健康づくりセミナーを開催します。 ★認知症初期集中支援チーム 認知症専門医の指導のもと、複数の専門職が認知症の疑いのある人に対し、訪問・観察・評価・家族支援など、早期支援を包括的・集中的に行います。 第30回全国健康福祉祭あきた大会 ねんりんピック秋田2017 ![]() 開催日→9/9(土)〜12(火) 秋田市開催種目→テニス・ゴルフ・弓道・水泳・サッカー・太極拳・ダンススポーツ *イクボス=部下が育児と仕事を両立できるよう、育児休暇の取得や短時間勤務に配慮し、自らも仕事と生活を充実させる管理職のこと。 |
平成29年度新年度予算&事業概要
|
4・5ページで紹介した成長戦略のほかにも、「新・県都『あきた』成長プラン」で掲げた次の5つの将来都市像に沿って事業を行っています。そのおもなものを紹介します。
<将来都市像> (1)豊かで活力に満ちたまち (2)緑あふれる環境を備えた快適なまち (3)健康で安全安心に暮らせるまち (4)家族と地域が支えあう元気なまち (5)人と文化をはぐくむ誇れるまち 「●」=新規事業 「○」=継続事業 *金額は千円以下四捨五入。 ○新屋まちづくり拠点施設整備事業→4億3,643万円 ![]() 秋田市新屋ガラス工房(新屋表町) ものづくりの振興と地域交流の拠点として7月に開館します。ガラス作品づくりを体験できる工房のほか、ギャラリーやショップなどを併設します ○土崎まちづくり拠点施設整備事業→4億9,025万円 ![]() 曳山や被爆倉庫の展示を中心に、みなとの歴史の伝承と地域交流の拠点を整備します。開館は平成30年3月の予定です ●鳥インフルエンザ対策…大森山動物園における防鳥ネットの設置や隔離飼養施設の整備など/4千923万円 ●土崎港曳山行事ユネスコ無形文化遺産登録記念事業…(仮称)土崎港曳山行事伝統伝承会が実施する各種事業に支援/800万円 ●首都圏からの移住を促進…首都圏での移住相談体制を強化し、きめ細かな移住相談対応などを通じて移住を促進/651万円 ●山王官公庁の緑地整備…市役所新庁舎が災害拠点として十分に役割を果たせるよう、隣接する山王官公庁緑地のバリアフリー化などを実施/4千200万円 ●緊急告知ラジオの導入…災害想定区域内にある福祉施設などへ、災害情報を受信できるラジオなどを貸与/796万円 ●救急隊の増隊/5千615万円 ●介護予防・生活支援サービス事業/4億2千541万円 ●介護予防ケアマネジメント事業/9千274万円 ●第44回東北総合体育大会の秋田市開催…8月を主会期として14競技を開催/583万円 ●学校給食費公会計化…学校給食費を市の公金として管理する「公会計」方式を導入/13億4千605万円 ○中小企業融資あっせん事業/2億5千209万円 ○きずなでホットしてぃあきた寄附金推進事業/1億1千192万円 ○地域おこし協力隊の活用…4月から2人を採用。秋田市での暮らしの良さや魅力を情報発信し、移住・定住の流れを生み出します。次回広報あきた4月21日号で紹介! /1千36万円 ○友好・姉妹都市交流推進事業…秋田市と姉妹都市の青少年が参加する青少年会議の開催など/2千498万円 ○ごみ集積所設置費補助/1千117万円 ○住宅リフォーム支援(中心市街地活性化基本計画区域内では10万円を補助)/1億2千545万円 ○老朽化した高梨台市営住宅の建て替え…平成30年3月完成予定。/4億4千63万円 ○自殺対策事業/887万円 ○感染症予防対策の充実/2千876万円 ○消防力の強化/2億3千676万円 ○介護保険事業/290億1千892万円 ○障がい者福祉医療費給付事業/15億3千525万円 ○(仮称)南部市民サービスセンター牛島別館の建設…平成30年度開設予定/7億771万円 ○(仮称)飯島南地区コミュニティセンターの建設…平成30年度開設予定/2億7千739万円 ○秋田商業高校のサッカーグラウンドを人工芝に改修/1億7千800万円 *事業名( )内の太字は、継続事業の中でも新たに行う事業名です。 |
![]() |