夏、消防操法大会

　先月22日からの秋田県を中心とした記録的な大雨により、河川の氾濫などによる被害に遭われたみなさまに対しまして心よりお見舞いを申し上げます。市では復旧に向け、引き続き関係機関と連携した取り組みを行ってまいりますのでご理解の程お願いいたします。
　また、同じく先月上旬、九州北部を襲った豪雨により亡くなられたかたがたに、深く哀悼の意を表しますとともに、被災されたみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。
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　九州で懸命の救出作業が続いていた先月9日、御所野の秋田市消防訓練場では消防団消防操法大会が開催され、私も出席してきました。これは市内に32ある分団が小型ポンプやポンプ車を操り、定められた時間内で、迅速・正確な動作や消防用機械器具の精通度、各隊員の安全確保やチームワークの良さ、士気の高さなどを競うことにより、確実な消火活動につなげようとするもので、今年で63回目になります。
　この日は秋田市で今年初めて気温が30度を上回りました。団員も熱い日差しと地面からの照り返しに汗だくの様子でしたが、キビキビした動きは、見ている私たちに十分な安心感と信頼感を与えてくれたのはもちろん、こうした日頃の地道な鍛錬や心がけにより、安全・安心な市民生活を送れているのだな、と改めて感じたところです。特にこの度の浸水被害においても、消防団員のみなさんの行動が地域の大きな支えになりました。
　なお、9月30日(土)には、第23回全国女性消防操法大会が、向浜のこまちスタジアム駐車場で開催されます。これまでの会場は横浜市でしたが、今回初めて地方で開催されることになりました。惜しくも秋田市からの出場はかないませんでしたが、本県からは昨年の県予選を勝ち抜いた大仙市女性消防隊が出場します。会場には観覧席や応援のためのスタンドが設置され、中央の大型ビジョンでは、より細やかな動作も映し出されることになっています。県内女性団員による「美の国秋田 消防小町の活動(案)」といったアトラクションも用意されているようです。地震列島、台風列島とも言われるこの地の住民として、ぜひこの機会に地域の防災について再確認してみて欲しいものです。
　さて、暑さが本番を迎える頃です。これから夏休みというかたにとっては体を鍛えるもよし、のんびりするもよし、また、日頃から読みたかった長編に挑むチャンスでもあります。帰省するご家族を首を長くして待っているかたもおいででしょう。みなさんそれぞれにいい夏をお過ごしください。