※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年3月2日号

3月24日(土)オープン!
秋田市土崎みなと歴史伝承館


地域の人づくり、まちづくり、
にぎわいづくりをめざして


 3月24日(土)12:00〜、旧土崎支所跡地に地域待望の「秋田市土崎みなと歴史伝承館」がオープンします。 館内には、曳山(置山)や「秋田街道絵巻」のタッチモニター、空襲で被爆した倉庫の一部移築など、土崎の歴史を体感できる展示物のほか、無料で利用できる学習室、企画展示室なども設置しています。
 見て、触れて、学んで、土崎地区がぐっと身近に感じられる「秋田市土崎みなと歴史伝承館」へ、ぜひお越しください!

 「秋田市土崎みなと歴史伝承館」は、地域の自治活動に取り組んでいる地元団体からなる「土崎みなと街づくり協議会」が指定管理者として業務を担うことから、地域とより連携を図った運営が期待されます。
 加えて、曳山行事に欠かせないお囃子と踊りの練習の場としての活用や、平和の講演会の開催など、地域資源を生かした、住民主体の人づくり、まちづくり、にぎわいづくりを推進していきます。

入館無料

開館時間/
9:00〜17:00(オープン初日は12:00開館)
休館日/
火曜日(火曜が祝日の場合は翌日)、年末年始
住所/
〒011-0945 土崎港西三丁目10-27
●問い合わせ
 土崎みなと街づくり協議会
 tel(838)4244・FAX(838)4245
◆オープンまでは、企画調整課まちづくり担当tel(888)5462
◆大型バスでお越しの場合は、事前にご連絡ください

■展示室・ホールなどの概要


学習室(2部屋通しの状態)

〜祭り〜
曳山展示ホール


 ユネスコ無形文化遺産である「土崎神明社祭の曳山行事」を紹介します。現在の祭りでは、電線があるため曳山の高さは約4.5mに制限されていますが、ここでは約10mもある実物(置山)が展示されます。
 また、祭り当日の様子を、9面マルチビジョン(3.7m×2m)で随時放映しています。ナレーションは、秋田ゆかりの女優・壇 蜜さんです。伝承室とつながる入口には、曳山を奉納する37町内会の町紋が入った提灯がズラリと並ぶほか、昔の祭りの写真や神事の様子をデータにして、閲覧可能なタッチモニターも設置しています。

昭和時代の懐かしい写真を閲覧できます

土崎神明社の神紋と市の市章、37町内の町紋提灯がズラリ!

伝承室

 祭りの担い手育成のため、曳山の組み立ての練習やお囃子・踊りの練習などができるスペースです。

〜平和〜
空襲展示ホール


被害の甚大さを今に伝える焼けた柱。表紙に掲載した左下の写真も同じものです

 先の大戦で、多くの犠牲を出した土崎空襲に関連する資料などを展示します。
 当時、空襲の標的となり被爆した旧日本石油秋田製油所の倉庫の一部を移築したほか、空襲による被爆範囲が分かるジオラマ(模型)や、投下された爆弾の不発弾、空襲で亡くなった児童が着ていた学童服などを展示する予定です。
 また、2階へつながる階段を教室風のスペースとして、団体や学校の平和学習にも利用することができます。なお、土崎空襲の講話なども行いますので、ご希望の場合は事前にお問い合わせください。

階段教室

〜文化〜
常設展示室


北前船のパネルイメージ図。今秋、実物の10分の1の模型も設置する予定です

 日本遺産に認定された北前船の大型パネル(3.6m×3.3m)が、来館者をお迎えします。
 展示室には、土崎地区の歴史と文化の歩みが一目でわかる歴史年表や、「古代」「中世」「北前船」「近世」「近代」の各時代ごとの解説を見ることができるタッチモニターのほか、江戸時代の土崎港の繁栄を描いた「秋田街道絵巻」を原寸大で再現したタッチモニターも設置しています。


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