※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2018年4月6日号

特集・平成30年度予算&事業概要

5つの成長戦略で歩みをさらに前へ


 市では、「新・県都『あきた』成長プラン」において、「秋田市を元気にすること」「元気な秋田市を次の世代に引き継ぐこと」をめざし、今後成長させることが必要な分野で、本市の成長を牽引する5つの“成長戦略”を設定しています。各成長戦略に位置づけたおもな事業と予算額は次のとおりです。
「●」は新たに行う事業、「○」は継続して行う事業の印です。

*各事業の予算額は、千円以下を四捨五入しています。

<1>地域産業の振興と雇用の創出

 中小企業の支援や創業支援、貿易と物流の活性化や企業誘致、6次産業化や農商工連携などの取り組みを通じて、やりがいのある仕事づくりと雇用の質の向上を図ります。
全42事業 予算額/78億5千906万円


商工業振興奨励措置事業(商業)
 地元企業が行う小売商業施設の新増設などの設備投資に対し、助成します…4千769万円
商店街の空き店舗対策
 「秋田市立地適正化計画」における「都市機能誘導区域内」、および秋田市商店街連盟に加盟する商店街の空き店舗などへの新規出店に補助します…183万円
アンダー40正社員化促進事業
 非正規雇用者を正規雇用に転換した企業へ補助する制度の対象を、「35歳未満」から「40歳未満」に拡充します…1億2千40万円
ネットワーク型園芸拠点育成事業
 雄和相川地区で計画されている、枝豆、ねぎの生産団地整備のため、パイプハウスや生産機械などの導入を支援します…3千309万円
秋田港のコンテナ航路の開設促進
 秋田港の国際コンテナ貨物の利用促進に向けた支援、同港への航路誘致や維持に向けた国内外でのセールスを、県、民間団体などと連携し実施します…1千579万円
なでしこ秋田・働く女性応援事業
 女性の働きやすい職場づくりや、仕事と子育ての両立支援に取り組む企業の職場環境の整備に補助します…2千万円
園芸作物担い手育成事業
 新規就農研修や冬期農業研修、園芸農業チャレンジ研修などを行います…1千166万円
秋田市農業ブランド確立事業
 「農家のパーティ」プロジェクトの推進や、ダリアなどの農産品の首都圏でのPRなどを行います…4千945万円 

<2>芸術文化・スポーツ・観光による都市の魅力向上

 秋田市の魅力を芸術文化・スポーツ・観光の視点から一体的に創り出し、国内外に情報発信していくことで、都市のイメージアップと交流人口の増加を図ります。
全25事業 予算額/19億1千386万円


観光客などの受け入れを促進
 大型コンベンション(会議やイベントなど)の参加者やクルーズ船観光客などに秋田を満喫してもらうため、食や伝統芸能のイベントを開催します…859万円
(仮称)新スタジアム整備構想策定協議会負担金
 整備内容を検討するために設置する協議会の負担金…350万円
ふるさと文化創造発信事業
 北前船をテーマにしたミュージカル「北前ザンブリコ」の公演や、東海林太郎生誕120周年祭の開催などを支援します…4千970万円
旧県立美術館活用事業
 旧県立美術館の活用に向けた改修工事設計と運営管理計画を策定します…6千453万円
「これが秋田だ!食と芸能大祭典」の開催
 5月25日(金)・26日(土)・27日(日)に中心市街地で開催します…1千500万円
ホストタウン交流事業
 フィジー共和国との交流を通じ、ラグビーワールドカップ2019大会と2020年東京オリンピック・パラリンピックの事前合宿誘致をめざします。また、マレーシアバドミントチームの事前合宿誘致をめざします…3千195万円
北前船日本遺産推進事業
 北前船寄港地フォーラムへの参加、酒田市との交流、模型の制作などを行います…2千5万円
(仮称)あきた芸術祭検討経費
 芸術祭実施内容の具体化などのほか、市民参画を促す「部活プロジェクト」を実施します…614万円
県・市連携文化施設整備事業
 施設の実施設計を進めるとともに、運営管理計画を策定するほか、建物の移転補償などを行います…12億4千488万円

●ホールイメージ図

地下1階、地上6階で、約2千席の高機能型ホールと約8百席の舞台芸術型ホールを備えています。完成は3年後の予定
●外観イメージ図

<3>豊かな自然をいかした環境立市の確立


 秋田市の特徴や強みを踏まえた暮らし方の将来像を市民と共有し、さまざまな環境施策を展開します。
全16事業 予算額/2億6千951万円

ごみ減量対策
 集団回収の実施団体や回収事業者への奨励金の交付、ごみ減量キャンペーンの実施などのほか、「ごみの分け方出し方手引き」を作成し、全戸配布します…3千74万円

ごみ減量アクション

生ごみ減量の促進
 生ごみ堆肥化容器購入費の補助や講座の開催などのほか、食品ロス削減対策として、新たに講演会の開催やパンフレットを作成します…583万円
再生可能エネルギーの導入を支援
 住宅用太陽光発電システムや木質ペレットストーブなどの購入費用の一部に補助します…2千75万円
次世代エネルギーパーク運営経費
 市内にある再生可能エネルギー施設をPRすることで、地球温暖化対策とエネルギー政策に関する理解と関心を高めます…275万円

あきエコどんどんプロジェクト
 環境にやさしい取り組みをすることでポイントがもらえ、累積ポイントに応じて抽選で景品に交換できるスマートフォンや携帯電話向けアプリを支援します…619万円
中小企業等省エネ促進事業
 経済産業省などが実施する「無料省エネ診断」を実施した中小企業などに、診断結果に基づいて実施する省エネ対策費の一部を補助します…5千16万円

<4>子どもを生み育てやすい社会づくり

 就労、出会い、結婚、出産、子育てと、ライフステージに合わせた施策を切れ目なく展開していきます。
全32事業 予算額/10億6千147万円


第1子保育料無償化
 平成30年4月2日以降に生まれたお子さんがいる世帯を対象に、一定の所得制限のもと第1子の保育料を無償化します…629万円
保育士・保育教諭を対象とした奨学金返還助成事業
 新たに市内認可保育所などに就職することなどを要件に、奨学金の返還を5年間助成します…225万円(※)
放課後児童クラブ施設整備費補助金…5千759万円
第2子以降保育料無償化
 既存の制度の、第1子の年齢上限を撤廃するほか、平成30年4月2日以降に第3子以降が出生した場合、現行の所得制限を緩和し、第2子以降の保育料を半額助成します…1億5千187万円
児童虐待防止推進事業
 児童虐待の未然防止と早期発見、早期対応に取り組むとともに、来年度に子ども未来センター(アルヴェ内)に設置する支援拠点の準備を進めます…322万円
不妊治療費助成事業
 不妊治療(体外受精、顕微授精など)を行った夫婦に対し、治療費の一部を助成します…7千46万円
妊娠期からの相談支援事業
 引き続き、市保健所にある「秋田市版ネウボラ」で、総合的な支援を行います…663万円

ふたりの出会い応援事業
 独身男女を対象にした「シングルズカフェ秋田」を開催するほか、あきた結婚支援センターの登録料を補助します…571万円

※上記の奨学金返還助成(2件)について、今年度は事業の周知・募集のみを行います。

<5>いきいきと暮らせる健康長寿社会づくり

 健康寿命を延ばし、高齢者が社会の支え手としての役割を担い、活躍できる社会をめざし、引き続きエイジフレンドリーシティの実現に取り組みます。
全21事業 予算額/17億7千556万円


看護師・准看護師を対象とした奨学金返還助成事業
 新たに市内医療機関などに就職することなどを要件に、奨学金の返還を5年間助成します…18万円(※)
ロタウイルスワクチン接種費助成
 乳児のロタウイルスによる胃腸炎の重症化を防ぐため、予防接種費用の一部を助成します…1千27万円
がん検診などの実施…2億2千609万円
エイジフレンドリーシティ普及啓発
 市民の意識啓発を図るためのエイジフレンドリーシティカレッジや、シニア映画祭を開催します…528万円
歩くベあきたで健康づくり
 仲間とチームを組んで毎日の歩数を計測・記録し、体を動かす機会を増やしてもらう「歩くべあきた」を今年度も実施します…働く世代を対象とした事業費は70万円、65歳以上のかたを対象とした事業費は85万円
認知症対策の推進
 認知症初期集中支援チームの設置や「認知症カフェ」実施団体への支援、高齢者の見守り体制づくりを行います…1千89万円
介護予防健康相談教育事業
 いいあんべぇ体操教室の開催やパンフレット、DVDの配布を行うほか、新たに地域で体操を普及するサポーターを養成するなど、高齢者の健康づくりを目的とした各種事業を行います…512万円

歩いて健康! “歩くべあきた”

まだまだあります新年度事業!

 上記で紹介した成長戦略のほかにも、市ではたくさんの事業を行います。そのおもなものを紹介します。

第141回秋田県種苗交換会開催経費、PR・集客イベント開催経費
 10月30日(火)〜11月5日(月)に秋田駅周辺やにぎわい広場、旧空港跡地などを会場に開催。食と観光が連携した関連イベントも実施します…9千267万円
秋田犬ふれあい事業
 秋田犬とふれあえる場を千秋公園に設け、秋田市への来訪者のおもてなし向上につなげます…742万円
動物園のサル舎などを整備
 老朽化の著しいサル舎を、全天候型施設に整備します(完成は再来年度)…3千37万円

〝よろしく〟…ワオキツネザル

最終処分場排水処理施設大規模改修
 総合環境センター内の同施設の機械設備や電気設備の改修を行います…2億4千349万円
御所野配水場緊急遮断弁整備
 災害時などの非常用飲料水確保と配水管破損後の流出水による二次被害を防止するため、同配水場に緊急遮断弁と応急給水栓を整備します…5千850万円
津波シミュレーションシステムの導入
 土崎地区をモデルに、津波発生時の避難行動を映像などで学ぶ体験学習システムを導入します…2千969万円
全国瞬時警報システム(Jアラート)受信設備更新
 新型受信機に更新します…773万円
ドローンの整備
 災害時の情報収集用のドローンおよび映像伝送システムを整備します…352万円
金足地区コミュニティセンター(仮称)の建設
 老朽化した金足地域センターをコミュニティセンターに整備します(完成は来年度)。…1千990万円
羽州街道歴史観光推進事業
 ガイドマップや映像ソフトを作成し、情報発信を行います…787万円
バドミントン世界グランプリ(仮称)開催準備経費
 平成30年度から4年連続で開催する国際大会に必要な環境整備を行います…1千498万円
各種証明書コンビニ交付導入事業
 今年10月から、マイナンバーカードを利用して、全国のコンビニエンスストアで各種証明書を取得できるようになります…1億3千11万円
地域おこし協力隊活用事業
 秋田市の魅力発信や、隊員の能力を活かした事業を実施し、移住を促進します。また、来年度から活動する隊員を新たに2人募集します…1千211万円
3月に開催した移住者交流会では、地域おこし協力隊の伊藤さん(右)が腕を振るったバーベキューで、交流を深めました

移住促進事業
 プチ移住体験や子育て世代への住居に関する支援などのほか、首都圏や仙台などで移住相談も実施します…3千417万円
住居表示整備事業
 南ヶ丘ニュータウンでの住居表示を実施するほか、牛島字東潟敷の一部ほかでの住居表示整備に向けた現地調査などを行います…1千642万円
泉・外旭川新駅(仮称)などの整備
 新駅の設置に向け、基本設計と実施設計を行います…1億2千107万円
南部市民サービスセンター第2期整備
 南部公民館と旧牛島保育所跡地に南部市民サービスセンターの別館が7月24日(火)に開館します…1億3千714万円
外国語指導助手(ALT)の活用
 英語教育の一層の充実を図るため、中学校・高校に派遣しているALTを、新たに小学校にも派遣します…1千433万円


ワクワク!の1年に


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