※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2018年9月21日号
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あなたの健康づくりをサポートする、ミニ情報をお届け! |
健康ライフ太鼓判! 特別編 |
特定健診プラスのはなし |
特定健診課tel(888)5636
日常生活に“+10(プラス・テン)” “食欲の秋”、ついつい食べ過ぎていませんか? 食べ過ぎによる体重増加は内臓脂肪を増やし、「高血圧」「脂質異常」「糖尿病」などになるリスクを高めてしまいます。 日常生活にまずは“+10”。つまり、今より10分多く毎日体を多く動かすことで、あなたの体はグンと変わります。今年は“+10の秋”で、決してメタボと呼ばれないかっこいいあなたをめざしましょう! 【意外と大きい“+10”の効果】 ◆内臓脂肪が減少し、高血圧、脂質異常、高血糖が改善されます! ◆脳内伝達物質の働きがよくなり、リラックスや快眠につながります! ◆がんや認知症の発症リスクを減らします! ◆1年間継続すると1.5〜2kgの減量効果も! 【こんな工夫で“+10”】 ◆働き盛り20代A男さんの例 ▽通勤でノバスの停留所1つ分を歩く、大股や早足で歩く、いつもと違うコースを歩いて遠回りをする ▽職場でノエレベーターやエスカレーターを使わずに階段を使う、遠くのトイレを利用する、休憩時間にストレッチをする ◆子育てや仕事に大忙しの30代B子さんの例 ▽子どもと一緒に散歩、家事をしながらエクササイズをする ▽週1回の買い物を週3回にして新鮮なものを買う ▽寝る前のストレッチで一日の疲れを解消する ◆体重が増え出した中年C男さんの例 ▽一日の中でどこかに早歩き10分を取り入れる ▽近場の買い物や用事は歩くようにする ▽テレビを見ながら筋トレやストレッチをする ▽早朝、夜間、休日などに、夫婦や仲間でウオーキングをする |
おしえてドクター! |
Q・最近、息苦しかったり、疲れやすかったり…動悸も気になります
A・心不全の症状かもしれません。早急に受診することをおすすめします ●今回のお話は→ 市立秋田総合病院 循環器内科 中川 正康 医師 ■心不全は心臓のポンプ機能が低下した状態 心不全は、さまざまな心臓の病気や心臓以外の病気(貧血や腎臓・肺・甲状腺などの病気)が原因で、全身に血液を送るという心臓のポンプ機能が低下した状態です。 心不全の原因となるおもな病気は次の4つがあげられます。 (1)心筋梗塞…心筋(心臓の筋肉)に血液を送る冠動脈が動脈硬化のために閉塞し、血液が届かなくなった心筋細胞が死んでしまう病気です (2)心臓弁膜症…心臓は左右の心房と心室からなりますが、心房と心室、心室と大血管(大動脈と肺動脈)の間にある弁膜と呼ばれる扉が、正常に開いたり閉じたりできなくなった状態です (3)心筋の病気…高血圧やアルコール、薬剤などにより心筋が障害される病気や、原因がはっきりしない心筋症と呼ばれる病気。ウイルスなどの感染により心筋に炎症をきたす心筋炎という病気もあります (4)不整脈…脈が極端に速くなったり遅くなったり、脈がバラバラに乱れたりする不整脈が続くと心不全の原因になります ■心不全の症状が見られたら早めの受診を 心不全の症状は、息苦しい、疲れやすい、むくみ、動悸、体重増加などです。治療が遅れると命に関わる危険性があるため、これらの症状がある時は早急に医療機関を受診してください。 治療としては、原因となっている病気の治療が重要ですが、同時に心臓の負担を減らすために安静や酸素投与、薬物投与などが必要です。また、水分や塩分の制限、禁煙、過労やアルコールの過剰摂取を避けることなども大切です。 |
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