※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2019年5月3日号

新たに2件が市指定文化財に


 平成30年度、次の2件が新たに市指定文化財に指定されました。
●問い合わせ
 文化振興課tel(888)5607

桶側丸龍紋蒔絵紺糸威 おけがわまるりゅうもんまきえこんいとおどし 二枚胴具足


〈所在地:佐竹史料館〉
製作年代=江戸時代中期
 秋田藩4代藩主 佐竹義格(よしただ)(1694-1715年)所用と伝わる具足。秋田藩主佐竹氏が所用した歴史的価値に加え、実用性に基づいて製作された近世以降の当世の具足の中でも、威儀化を象徴する復古的な要素と、顕著な装飾性を備えた工芸的価値の高い具足であることから、その製作様式・技術を知るうえで貴重であることが評価されました。
*威儀=威厳を示す作法や態度

木造阿弥陀如来立像

所在地:正覺寺(雄和)〉
製作年代=江戸時代初期

   背面   正面

 真宗大谷派妙光山正覺寺の本堂に安置されている阿弥陀如来立像。製作工程には、室町時代後期以降に多くみられる特徴を持っているなど、近世初期の造像資料として、また、秋田市域の真宗文化、とりわけ礼拝対象としての木仏本尊像を理解するうえで、重要な資料であることが評価されました。


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