※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2019年5月17日号

出会う、つくる、はじめる

2020年秋
旧県立美術館は秋田市文化創造交流館(仮称)としてオープンします!



イメージ図
このページの内容は、昨年度、市民参加のワークショップを開催するなどして策定した運営管理計画の概要です。<問>企画調整課tel(888)5462/◆広報ID番号 1016352

 「秋田市文化創造交流館(仮称)」は、未来に向けて新しい価値を生み出す“文化創造プロジェクト”の拠点として来年秋のオープンをめざしています。また市では、中心市街地から千秋公園に至る一帯を「芸術文化ゾーン」として充実させる取り組みを行っており、その核としての役割も担う重要な施設に位置づけています。

基本理念

 秋田市文化創造交流館(仮称)では、市民一人ひとりの創造力を育むため、すべての人に場を開き、学びと出会いの機会、活動のための環境、情報発信などのサポートを提供します。また、専門家などと協働して実験的なテーマに取り組む事業を通し、新たな思考や創造のきっかけを生み出します。さらに、施設で生まれた活動やアイデアを積極的にまちに開き、秋田の魅力づくりに貢献します。

大切にしたいこと

1.自由で柔軟な環境をつくること
2.市民一人ひとりの創造力を尊重し、応援すること
3.生み出された多様な価値ひろげること

この3つの考えのもと、6つの基本方針で、“文化創造のまち”をめざします!

基本方針

<1>すべての人に開かれた環境をつくる
魅力的な建築空間を活かし、すべての人に開かれた環境をつくります。
<2>創造力を養う出会いの機会をつくる
背景や価値観の異なる人が交流することで、新たな視点などに出会い、主体的な意欲をかき立てます。
<3>創造力を発揮する活動を支援する
コーディネーターが利用者のアイデアの実現や情報発信をサポートし、創造力の発揮を支援します。
<4>創造力を刺激する実験的事業を行う
多様な分野の専門家を招いたイベントなど、新たな視点をもたらす自主事業で創造力を刺激します。
<5>創造力を秋田のまちにひろげる
近隣の歴史・文化施設、商業施設、他分野の事業とも連携します。
<6>活動の過程と成果を発信し、アーカイブする
活動内容を全国各地で文化創造を試みる人たちと情報共有し、よりよい施設運営に活かします。

広がる! 創造力
基本方針を具体的にみると


イラストは、運営管理計画のパンフレットから抜粋

(1)空間の提供
 すべての人に開かれた、心身が安らぐ環境やサービスがあります。
◆憩いの空間、多目的スペース、物販スペース、カフェスペース、授乳室、おむつ交換場所のほか、フリーWi-Fiを整備
◆屋外広場ではクラフト市やマルシェもできます
(2)機会の提供
 新しい知識や視点に出会い、学び合うための機会があります。コーディネーターを含む運営チームによる自主企画、市民が中心となる市民企画、持ち込み企画などを展開します。
◆セミナー、ワークショップ、交流会などの活動の場となります
◆多様な分野の専門家、アーティストなどによるトークイベントやシンポジウムも予定
(3)創造支援事業
 市民のアイデア実現や創作物の発表などを運営チームがサポート。創造力の発揮を支援する事業を行います。
◆プロジェクトを公募して実現へ
◆活動のマッチング(組み合わせ)を支援
◆さまざまな文化創造活動の支援
(4)創造実験事業
 多様な分野の専門家などを招いて、実験的なテーマに取り組む自主企画事業を行います。
◆演劇や舞踏の舞台公演、展覧会もあるかも?
◆公開制作や長期滞在制作
(5)地域連携
 芸術文化ゾーンをはじめとする近隣の歴史・文化施設、商業施設と連携。また、施設で生まれたアイデアや企画をまちなかで展開します。
◆芸術文化ゾーン内の歴史・文化施設などとの連携企画
(6)情報発信・アーカイブ
 「秋田市文化創造交流館(仮称)」が行う活動ウェブサイトや刊行物を通じて発信し、活用可能な形でアーカイブします。
◆事業をまとめたアーカイブの運用や定期刊行物発行のほか、インターネットのSNSサービスを通じて広く発信

●今年7月から来年6月末まで改修工事を行う予定です
●今年度は事業計画や開館時間、利用料金などのルールづくりに取り組むほか、オープン前イベントも実施予定です

*マルシェ=農産物などを売る市  *アーカイブ=記録を保存すること


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