※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2020年1月17日号
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健康ライフ太鼓判 |
年に一度は特定健診を受けましょう |
【問】特定健診課tel(888)5636
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新たな国民病
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◆成人の8人に1人がかかる病気
慢性腎臓病とは、腎臓の働きが健康な人の60%未満に低下するか、たんぱく尿が出る腎臓の異常が慢性的に続く状態で、新たな国民病と言われるほど身近になっている病気です。 怖いのは、腎臓の働きがかなり低下するまで自覚症状がなく発症に気がつきにくいことと、腎臓は一度悪くすると元に戻りにくい臓器ということです。また、心筋梗塞や脳卒中などのリスクが高くなり、進行すると透析治療をなくしては生命を維持できなくなります。 ◆予防のためのポイント (1)「尿検査」「血液検査」で腎機能をチェック! 特定健康診査などの健康診断を受診し、尿検査や血液検査により、腎機能を確認しましょう。 (2)食事と運動で腎臓への負担を減らそう ■塩分を摂りすぎない…血圧を上昇させ、腎臓に負担をかけます。 ■たんぱく質(肉や魚、卵や大豆製品など)を摂りすぎない…老廃物が多くなり、ろ過する腎臓に負担をかけます。 ■肥満を防ぐ…腹八分の食事とこまめな運動で、適正体重を維持することが大切です。 ■禁煙し、飲酒はほどほどにしましょう…たばこは、腎臓だけでなく、さまざまな病気のリスクを高めます。お酒は、日本酒換算で1合以内で楽しみましょう(ビールなら500ミリリットル以内)。 (3)生活習慣病の治療を継続する 生活習慣病からCKDを発症するケースが増えています。糖尿病・高血圧・脂質異常症・高尿酸血症などで治療中のかたは、治療を継続しましょう。 |
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