※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2020年3月20日号
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消費生活のご相談は
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お子さんがいる保護者のみなさんへ |
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携帯ゲーム機などによる
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スマホゲームや携帯ゲーム機での課金トラブルが発生しています! |
お子さんがオンラインゲームに熱中するあまり、親の知らないうちにゲーム内で課金を繰り返し、後日、クレジット会社などから多額の料金を請求されたといった相談が多く寄せられています。
スマートフォンのゲームだけではなく、それ以外の携帯ゲーム機でも、同じように多くの課金トラブルが発生しています。今一度、お子さんがゲームで遊ぶ際のルールについて、家庭内でよく話し合うことが大切です。 |
クレジットカードの管理は大人が責任を持って |
ゲーム内での課金に必要なクレジットカード情報は、設定によっては一度入力されると、その端末に記憶されたままになり、次回から簡単に決済できてしまいます。
また、子どもが、ゲームのアイテムを購入する方法をインターネットや友だちなどから見聞きして、親のカード情報を勝手に入手する場合もあります。「クレジットカードが不正に使われた」と相談してきた場合でも、結局、子どもがゲームで知らない間にアイテムを有料で購入していた、といったケースが多々あります。 大切な情報が記録されているクレジットカードは、安易に取り扱わずに、大人が責任を持ってしっかり管理しましょう。 ◆ 困ったときは、市民相談センター消費生活担当にご相談ください 相談例 小学生の娘に親のスマートフォンを渡し、オンラインゲームで遊ばせていた。一度クレジットカードでアイテムを購入し、その後も1回100円程度なら良いと思い、その都度親がパスワードを入れて購入させていた。 しかし、後日カード会社からの請求額が8万円になっていて驚いた。どうも一度パスワードを入れると、その後何分間かはパスワードなしで何度もアイテム購入ができたようだ。具体的な状況については、娘もよく覚えておらず、はっきりしたことは分からない。どう対応したらいいか…。 ★ひとことアドバイス ◆事例のように、スマートフォンに一度入力したクレジットカード番号が一定時間有効なままになっていて、子どもが有料アイテムを購入できてしまうケースがあるほか、子どもが大人のクレジットカードを勝手に持ち出し番号を入力するケースも見られます。入力に必要なパスワードなどの管理は十分に注意し、利用ごとに通知をもらう設定にし、確認するのも一つの方法です。 ◆大人は、スマホや携帯ゲーム機などによる料金体系、決済方法などを確認するとともに、ゲームの遊び方やルールについてお子さんとよく話し合いましょう。 |
“簡単に稼げる!”は絶対にウソ |
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高額収入をうたう
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カジュアルさを強調するサイトにご注意! |
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インターネットなどでの「副業サイト・情報商材トラブル」に関する相談は、全国的にみてまったく減ることがありません。
情報商材とは、インターネットの通信販売などで、副業、投資やギャンブルなどで高額収入を得るためのノウハウと称して販売される情報のことです。データは、PDF形式などの電子媒体で取り引きされることが多く、パソコンやスマートフォンなどを使ってダウンロードや閲覧することができます。 「誰でも簡単に稼げる!」「1日数分の作業で月の稼ぎが●百万円!」「●万円が●億円になる投資法」といったうたい文句は絶対にウソ、と思った方が賢明です。 |
根拠のない儲け話には気をつけて! |
◆相談事例1
SNSをきっかけに情報商材を購入したが、内容が説明と異なる上に儲からない ◆相談事例2 求人サイトで「在宅で稼げる。返金保証」とあり契約したが、稼げず返金も拒否された ◆相談事例3 FX(外国為替への投資)や仮想通貨の儲け話に興味を持ち高額な契約をしたが、話と違い儲からない |
消費者のみなさんへアドバイス |
(1)情報商材は契約前に中身を確かめることができません。怪しいと思ったら連絡はやめましょう
実際は価値のない情報が高額で販売されています。儲け話につられて、中身が分からないまま契約してしまったり、話を聞くだけのつもりが断れずに契約してしまう事例が見られます。少しでも怪しいと思ったら事業者へ連絡しないでください。 (2)高額な契約を勧誘されたり、話が違うと思ったら、きっぱりと断りましょう 事業者に儲かることばかり強調されたが、具体的な仕組みの説明が不足していた、内容が理解できなかった、説明に納得できない部分があったなど、少しでも不安がある場合は契約しないでください。 さらに、後から高額な契約を勧められた、コンサルティング契約やソフトウェアの購入を勧められたなど、話が違うと思ったらきっぱりと断りましょう。 (3)クレジットカードでの高額決済や借金をしてまで契約はしない 高額の支払いをするためにクレジットや借金を勧められ、すぐに元が取れるから大丈夫と言われても、カードでの高額決済や借金をしてまで契約しないでください。 「お金がない」と断ると、事業者にクレジットや借金を勧められるので、断るときは理由を付けずに「契約しない」とはっきり断りましょう。 *SNS=ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略。利用者同士が交流できるネットサービス *このページの事例などは、独立行政法人国民生活センターホームページから抜粋した例の要点です。 |
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