※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2020年8月7日号

大切な森林資源の適切な管理を


 森林資源の適切な管理と林業の成長産業化を推進するため、平成31年4月から「森林経営管理制度」が始まり、森林所有者が適正な時期に伐採や造林、保育を行うことが責務とされました。

森林経営管理制度の概要

 市が適切な管理が行われていない森林について調査を行い、森林所有者に、所有する森林を今後どのように経営管理したいか意向を確認します。
 所有者が自ら森林の経営をできない場合は、市が仲介役となって意欲のある林業経営者に再委託を行い、森林の適切な管理を進めます。また、再委託ができない森林は市が直接管理することが可能となりました。

秋田市の森林の現状

 秋田市は総面積の約7割が森林で、そのうちスギなどの民有人工林は森林面積全体の約4割です。
 人工林は人が手を加え続けなければ、森林が本来持つ生物の多様性の保全や土砂災害の防止などの多面的機能が低下してしまうため、適正な管理を継続していく必要があります。
 しかし、戦後の拡大造林により植栽された人工林は50年程が経過し、木材として利用する時期を迎えていますが、適正に管理されていない人工林も多く全国的な問題となっています。

意向調査の実施

 制度の開始に伴い、森林所有者を対象に、森林の経営管理に関する意向調査を行います。今年度は河辺地域のかたが対象です。下記の対象地区のかたには通知をお送りしますので、ご協力ください。
【対象】北野田高屋、岩見三内、和田
*予定している全地区の調査が完了するまで、10年程度を要する見込みです
●問い合わせ
 農地森林整備課tel(888)5741


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