※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2020年10月2日号
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10月はがん検診受診率50%達成に向けた集中キャンペーン月間 |
早期発見・早期治療
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現代は「日本人の一生のうち2人に1人ががんになる」といわれています。がんになると、家族・友人・同僚など、多くの人が影響を受けます。ご自身だけでなく、あなたの大切な人のため、生活習慣に気を配り、早期発見・早期治療を心がけ、検診を受けましょう。
●問い合わせ 保健予防課tel(883)1176 |
◆「健康だから大丈夫」と思っていませんか? |
早期のがんはほとんど自覚症状がなく、自覚症状が出たときはすでに進行していることもあります。検診では、自覚症状のないがんを発見でき、早期の場合、大腸がんのように9割以上が治るものもあります。
また、早期で発見された場合、治療方法を選ぶことができ、治療に要する期間や治療のための精神的・身体的負担だけでなく、経済的負担も軽くすることができます。 ![]() 各種検診は「健診ガイド」でご確認ください |
◆今年度は医療機関での検診のみ実施しています |
新型コロナウイルス感染症予防対策のため、今年度は医療機関での検診のみ実施しています。検診を実施している医療機関や料金などは、6月に全戸配布した「秋田市健診ガイド」(上写真)をご覧ください。「秋田市健診ガイド」は、市の公共施設、市内金融機関などにも置いています。
なお、胃がんおよび胸部の集団検診は中止となりました。健康管理に関する心配事は、かかりつけ医などにご相談ください。 |
【医療機関で受ける各種検診と対象年齢】 |
大腸がん検診→40歳以上のかた
前立腺がん検診→50歳以上の男性 乳がん検診→40歳以上で今年度偶数歳になる女性 子宮頸がん検診→20〜39歳の女性、または40歳以上で今年度偶数歳になる女性 *対象年齢は、令和2年度中に迎える誕生日当日の年齢です。 |
がん経験者からのメッセージ
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今までは検診を受けていなかったが、市から乳がん検診の勧奨はがきが届き、乳がん検診を受診した。特に自覚症状はなかった。検診のおかげで小さながんが見つかり、早期に発見することができた。女性は子育てや仕事で自分の体を二の次にしがちなので、ぜひがん検診を受けて自分の体を大切にしてほしい。
◆検診を「受けて良かった」体験を募集中です。ご協力いただけるかたは、保健予防課へご連絡ください(個人情報は公表しませ ん)。スマートフォンなどで電子申請からも可能です。詳しくは、市ホームページをご覧ください。【広報ID番号1005783】 |
骨粗しょう症検診とおとなの歯科健診を受けましょう |
市が行う「骨粗しょう症検診」は5年に一度(40歳から5年刻みで70歳までの女性が対象)、「おとなの歯科健診」は10年に一度(30歳から10年刻みで70歳までのかたが対象)の受診機会となります。対象のかたは、この機会にぜひ受診してください。
◆ドクターからのアドバイス 石垣智先生(いしがき整形外科クリニック) 骨粗しょう症は、骨量が減って骨が弱くなり骨折しやすくなる病気です。骨も生きた臓器で、新しく作られること(骨形成)と溶かされること(骨吸収)が繰り返されます。このバランスが崩れ骨吸収が骨形成より多くなると、骨がスカスカになり骨粗しょう症になります。 骨粗しょう症のかたはちょっとしたことで転ぶと、背骨や手首、太ももの付け根の骨などに骨折を起こします。特に太ももの付け根の骨の骨折では歩けなくなり、寝たきりになるリスクが高くなります。 検診を受けて骨の状態を確認し、骨粗しょう症と診断されたかたは早めの治療で骨量の減少を防ぎ、骨折を予防しましょう。 ◆ドクターからのアドバイス 小林崇之先生(安倍歯科医院) お口の健康を保つには、歯、歯肉の二つが健康でなくてはなりません。お口の健診も体の健診と同じで定期的に行うことが大切です。一番怖いのは痛みがないまま慢性的に口腔内の症状が悪化することです。 秋田市の健診事業は全国的に見ても非常に手厚く行われています。「おとなの歯科健診」では、30歳・40歳・50歳・60歳・70歳と区切りの年齢で行うことができ、歯、歯肉の二つの疾病をチェックし、お口の健康状態を把握することができます。 ぜひこの機会に、「おとなの歯科健診」を活用してください。 |
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