※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2020年12月4日号

市長コラム

市長 穂積 志(もとむ)

秋田市この1年〜令和2年を振り返る

下浜サンセットロード
キリンの赤ちゃん誕生

ブラウブリッツ秋田J3優勝&J2昇格!
明るい話題も
いろいろありました!
左は、あいさつに訪れ
たブラウブリッツ秋田
の岩瀬浩介代表取締役
社長とブラウゴン

 師走を迎え、新聞やテレビが伝える今年の「十大ニュース」は例年と少し違う趣(おもむ)きです。私もこの時期、その年最大の出来事は何かと思いを巡らすのですが、今年は迷うことなく「新型コロナウイルス」です。先頃発表された新語・流行語大賞ノミネートの30個を見ても関連用語が半数を占めていました。
 それでは私なりに秋田市の1年を振り返ってみたいと思います。「令和」で明けた初めての新年でしたが、ほどなく世界規模で混乱が始まり、それ以降続くコロナ禍の状況はご承知のとおりです。まずは感染対策として、医療・検査体制の整備はもとより、手洗い・消毒、マスク着用などを呼びかけるとともに、商業施設、職場、学校、病院などそれぞれの感染対策に全力を注ぎました。
 また、飲食業や観光業、商工業をはじめさまざまな業種が受けた打撃は地域経済の痛手となり、その回復が大きな課題となっています。私もスピード感を持って、市の対策組織を整え、時に国や県と連携し、時に秋田市独自の支援策を組み合わせながら、社会経済活動の早期回復を図ってきました。特別定額給付金や「おうちで秋田メシ!」「おうちでタクメシ!」、地元産品応援セールは、みなさんにもそれなりにご利用いただけたのではないかと思います。また、秋田市飲食店応援クーポンは、来年2月末までのご利用ですので忘れないようにお願いします。
 一方ではうれしいニュースもありました。ブラウブリッツ秋田のJ3優勝、そして悲願のJ2昇格です。連続無敗記録を更新した今シーズンの快進撃は、応援する市民・県民に大いに元気を与えてくれました。明るい話題は大森山動物園でも。13年振りとなるキリンの赤ちゃん「ケイタ(恵太)」の誕生です。名前は公募で、2歳の男の子石川泰聖くんが弟と同じ名前をつけたいと両親にお願いしたもので、漢字はコロナ禍にあっても、「恵み多く、みんなに愛されて欲しい」との石川家の願いが「恵太」の2文字に込められています。
 国道7号の「下浜サンセットロード」開通や、8月に完成した天然芝の秋田駅西口駅前広場を活用した「秋のあきたグルメフェスタ」でのにぎわいもありました。
 思いつくままにいくつかの出来事を綴りましたが、年末年始にかけては、ラグビーやサッカー、駅伝など市内高校チームの活躍が楽しみです。そして令和3年は、東京オリンピックへの出場が確実視される北都銀行バドミントン部の永原和可那選手・松本麻佑選手ペアのメダル獲得にも期待がふくらみます。
それでは今年も残りあとわずかになりました。健康に留意され、よい年をお迎えください。

◆市長の動向などは、市ホームページでお伝えしています。https://www.city.akita.lg.jp


©2020秋田県秋田市(Akita City , Akita , Japan)
All Rights Reserved.
webmaster@city.akita.akita.jp