※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2021年6月4日号

6月は環境月間

人にも地球にもやさしいあきたをめざして

●問い合わせ/環境都市推進課tel(888)5708

減らそう!
プラスチックごみ

 昨今、世界規模で問題となっている“プラスチックごみ”の海への流出。これを防ぐには、リサイクルすることももちろん大切ですが、プラスチックごみを出さないことが何より重要です。
 今日からできる、プラスチックごみ削減につながる行動。みなさんも早速取り組んでみましょう。

使おう!
マイボトル・マイカップ

 日本のペットボトル出荷本数は令和元年度で約236億本。これは、1人年間約187本消費した計算になります。状況に合わせて、マイボトルやマイカップを使って、ペットボトルやプラスチックカップの使用を減らしましょう。

断ろう!
使い捨てストロー・スプーン・フォーク

 お店で、使い捨てのストロー・スプーン・フォークなどのプラスチック製品をもらうことがありますが、おうちで食べるのであれば必要ありませんよね。こういう場合はしっかり断りましょう。

考えよう!
買い物は本当に必要なものを

 安くて手軽だからといって、安易な買い物をしていませんか?本当に必要かどうか、長く使えるものかどうかを見極めて買いましょう。無料でもらえるものも、不要なら断りましょう。

記録したら減らせました!
食品ロスダイアリー


 食品ロスダイアリーは、家庭で廃棄する食品や食べ残しを、「何を」「どのくらいの量」「なぜ廃棄したか」など、簡単な日記形式で記入していくものです。
 秋田市では昨年12月に市民モニターを募集し、70世帯を対象に3週間、食品ロスダイアリーを記録してもらいました。その結果の一部をご紹介します。

週を追うごとに食品ロスが減少

 モニターのみなさんには、1週目は普段の生活を、2週目以降は、野菜の保存方法や活用レシピなどを掲載したパンフレット(「まるごと食べきり野菜活用ハンドブック」参照)を参考に、食品ロス削減に取り組んでもらいました。
 下のグラフをご覧ください。週を追うごとに廃棄する食べ物の件数・量が減っています。各自が食品ロスを記録することで、客観的に家庭のムダを見つめ直し、自らの行動に「気づき」、いろいろ改善しようとする取り組みに結びついたといえます。

捨てがちな食材を知り計画的な買い物を!


 モニターのみなさんからいただいたアンケートの回答では、実際に多く捨ててしまっていた食材のワースト3は、(1)野菜(2)ごはん・米(3)パン・麺類の順でした。特に野菜は58.6%(複数回答による)とダントツ。これも、日々の食生活を記録した結果、知ることができたようです。
 また、食品ロス削減のために、今後も積極的に続けたい取り組みのベスト5は次のとおりでした。
(1)使い切れるか考えながら、計画的に購入
(2)消費・賞味期限のチェックと管理
(3)冷蔵庫収納の見直しと整頓
(4)買い物前に必要なものをリストアップ
(5)食べきりを意識して適量を調理


 いずれも今日からできる取り組みばかり。計画的な買い物、冷蔵庫のこまめなチェックが効果的なのはまちがいありませんね。

みなさんもぜひ記録してみましょう!

 みなさんも食品ロスダイアリーを記入して、ご自分の行動の傾向を把握してみませんか。食品ロスダイアリー2週間分を記入して、環境都市推進課(市役所3階)へお持ちいただいたかたに、野菜が長持ちする袋「野菜エコバッグ」&エコアちゃんのマイバッグをさしあげます(1人1回のみ)。

 受け付けは6月21日(月)から7月12日(月)までの平日。用紙は、市ホームページ(広報ID番号1029270)からダウンロードできるほか、環境都市推進課でも配布しています。
 また、野菜の保存方法やレシピを掲載したパンフレット「まるごと食べきり野菜活用ハンドブック」も市ホームページ(広報ID番号1027355)などでご覧になれますので参考にしてください。
 食品ロスダイアリーを活用して、人にも地球にもやさしいあきたをめざしましょう!

市民モニターへのご協力ありがとうございました
寄せられたご感想を抜粋して紹介します

●3人家族でそれほど食品ロスも少ないだろうと思っていましたが、ダイアリーにまとめる事でムダが一目瞭然でもったいない事をしていた!と実感しました。日々のちょっとした心がけしだいで、美味しく食べられる食材を捨てる事なく調理できるんだなぁと思いました(40代)

●野菜の皮や捨てられてしまうところも、まとめて冷凍しておいて、後日みそ汁の具材にしたり、自分の中でストレスにならない活動を継続していくことは、食品ロス削減につながったり、お財布にも経済的にもうるおう活動だと思う(40代)

●賞味期限が過ぎて腐らせて捨てることが多かったので、食べたいものをスーパーでかごに入れるのではなく、いつ食べるか、どのくらい食べられるか、期限を意識して、捨てたり慌てて食べることのないように買い物をしたいと思いました(50代)

●毎日少しだけ捨てているものが、書き起こしてみるとこんなに捨てているのにびっくりした。特にびん、缶詰の整理ができていなかったのと冷蔵庫の使い方も大きく変わった(40代)

●大人は「残さず食べる」を常に意識して食べているので、残食は出ないのですが、子どもたちは…、毎日好きなメニューばかり出すわけにもいかないし、体調もあるし、どうしても残してしまう日があります。でも、「ごはんを茶碗ではなく、おにぎりにすれば食べる」「お弁当箱につめてみる」など、いつもの雰囲気を変えて食事させると残さないようなので、食卓に変化をつけながらロス削減に取り組みたいと思います(30代)

●お総菜も買うことが多いのですが、その日食べなかったら品質が悪くなってしまうと思って捨ててしまいます。冷凍保存をしてちがう日に食べるというのもいいかなと思いました(40代)
市外局番=tel018


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