※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2021年10月1日号

健康な 今こそ受けよう がん検診!

10月はがん検診受診率50%に向けた集中キャンペーン


 現代は「日本人の一生のうち2人に1人ががんになる」といわれています。がんになると、家族・友人・職場のかたなど、多くの人が影響を受けます。ご自身だけでなく、あなたの大切な人のため、生活習慣に気を配り、早期発見・早期治療を心がけ、検診を受けましょう。

「健康だから大丈夫」と思っていませんか?

 早期のがんはほとんど自覚症状がなく、自覚症状が出たときはすでに進行していることも…。検診では、自覚症状のないがんを発見でき、早期の場合、大腸がんのように9割以上が治るものもあります。
 また、早期で発見された場合、治療方法を選ぶことができ、治療に要する期間や治療のための精神的・身体的負担だけでなく、経済的負担も軽くすることができます。

「秋田市健診ガイド」をご覧ください


 職場などで検診を受診する機会のないかたを対象に、各種検診を行っています。検診を実施している医療機関や料金などは、5月に全戸配布した「秋田市健診ガイド」(上写真)をご覧ください。
 なお、胃がん検診と胸部検診は、検診車が市内を巡回しています。巡回日程や予約方法は、「秋田市健診ガイド」か市ホームページをご覧ください。広報ID番号1005381

今年度から集団健診(地域巡回する胸部・大腸・胃がん〈胃部X線〉を含む)は完全予約制となりました…会場の密集や滞在時間の短縮を図るなどのための変更です。ご理解とご協力をお願いします
集団健診の日程は「秋田市健診ガイド」をご覧ください…地域巡回する胸部検診の日程もすべて健診ガイドに掲載しています。広報あきたへは掲載しませんので、健診ガイドをご確認の上ご予約ください

がん経験者さんからのメッセージ(30代女性のかたから)

 何気なく子宮頸がん検診を受けたら、精密検査が必要と言われました。精密検査の結果、3か月に1回の検査が必要となり、その後病理検査のための手術を勧められました。手術の結果、上皮内がんと診断されましたが、幸い切り取った部分でがんが留まっていました。検診を受けなかったらと思うとゾッとします。子宮を残すこともでき、無事、第1子を出産することができました。

■検診を「受けて良かった」体験を募集中です。ご協力いただけるかたは、保健予防課へご連絡ください(個人情報は公表しません)。スマートフォンなどで電子申請からも可能です。詳しくは、市ホームページをご覧ください。広報ID番号1005783

こちらのコードからも↑
●問い合わせ/保健予防課tel(883)1176

骨粗しょう症検診とおとなの歯科健診を受けましょう

骨粗しょう症検診の対象
40・45・50・55・60・65・70歳の女性
おとなの歯科健診の対象
30・40・50・60・70歳のかた
●上記の「秋田市健診ガイド」か市ホームページで、検診を実施している医療機関を確認の上、直接お問い合わせください

ドクターからのアドバイス

いしがき整形外科クリニック
 石垣智院長

 骨粗しょう症は、骨量が減って骨折しやすくなる病気です。骨も生きた臓器で、古い骨が溶かされる「骨吸収」と新しく作られる「骨形成」が繰り返されています。このバランスが崩れて骨吸収が骨形成より多くなるとスカスカの骨、骨粗しょう症になります。
 骨粗しょう症のかたは転倒すると、背骨や手首、太ももの付け根などの骨が簡単に骨折します。特に太ももの付け根、大腿骨近位部の骨折では歩けなくなり、寝たきりになるリスクが高くなります。
 検診を受けてご自身の骨の状態を確認し、骨粗しょう症と診断されたかたは、早めの治療で骨量の減少と骨折を予防しましょう。

安倍歯科医院
 小林崇之院長

 お口の健康を保つには、歯と歯肉が健康でなくてはなりません。むし歯や歯周病は痛み症状がないままゆっくりと悪化します。お口の健診も体の健診と同じで定期的に行うことが大切です。
 秋田市の健診事業は全国市町村の中でも大変手厚く行われています。「おとなの歯科健診」では、30・40・50・60・70歳と区切りの年齢で行うことができ、歯と歯肉の2つの疾病をチェックし、お口の健康状態を把握することができます。
 ぜひこの機会に、「おとなの歯科健診」を活用してください。


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