※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2022年2月18日号

みんなでワイワイ

井戸端市民通信


教えて地域の話題

春を言祝(ことほ)ぐ祝福芸
秋田万歳で和(なご)やかに

軽快な鼓の音色に合わせて、秋田弁を交えた掛け合いが笑いを誘う「秋田万歳」。江戸時代から続くとされるこの正月を祝う伝統芸は、いまも秋田万歳継承会のみなさんによって受け継がれています。
 1月22日には、新春恒例の鑑賞会が民俗芸能伝承館で開催されました。実演に先立ち、秋田県民俗学会の齊藤壽胤(じゅいん)副会長が、「秋田万歳の謎を解く」と題して、その成り立ちなどを検証。観客のみなさんも、歴史的な背景や秋田独自の風俗文化の話に興味津々の様子でした。
 講話の後で継承会が披露したのは、“儀式万歳”と“噺(はなし)万歳”と呼ばれる演目の数々。太夫(たゆう)と才蔵(さいぞう)という役どころで2人1組となり、計3組が軽妙なやりとりを繰り広げました。特に、才蔵の身振り手振りがコミカルな「つっつき舞」や「バンバア舞」は、耳に残るリズムが印象的でした。
 「春を言祝ぐ祝福芸」。鑑賞会のタイトルどおり、まさに1年の始まりを笑いで景気づける和(なご)やかな催しとなりました。
 民俗芸能伝承館では、4月から「秋田万歳入門講座」を開講します。申込方法など詳しくは、次回広報あきた3月4日号に掲載します。興味のあるかたは、ぜひご覧ください。


会員それぞれの“味わいある”演目を楽しめました

烏帽子をかぶっているのが太夫(右)、頭巾姿が才蔵です


ひと足先に小さい春
リスタで見〜つけた

春が待ち遠しいこの季節、「そういえば…」と足を運んだのがセリオンリスタ。館内に植えられている紅梅は、毎年1月下旬頃から小ぶりな花が咲き始めます。特に天気の良い日は、ガラス越しに差し込む日差しに負けじと、花びらの鮮やかなピンクが際立ちます。
 みなさんも、ひと足先に小さい春を見つけに、セリオンリスタを訪れてみてはいかがですか。



紅梅のほかにも、例年は、白梅、シダレウメなども見られます

秋田犬の里親さんを募集中です


かりん

ごん

 頭数の減少や飼育放棄など秋田犬が抱える課題を解決し、1頭でも多くの命を救うために活動している一般社団法人ONE FOR AKITA(八橋)では、秋田犬の保護犬2頭の里親さんを募集しています。
 オスのごんとメスのかりん、ともに8歳です。2頭が幸せに過ごすために、里親さんの要件を設けています。詳しくは、ホームページをご覧ください。
http://www.saveakita.or.jp

エリアなかいちの“秋田犬ステーション”へどうぞ
 秋田犬に会える観光スポット“秋田犬ステーション”は冬季もオープン中!営業は毎週火・木・土・日曜と祝日で、秋田犬に会えるのは土・日曜です。不定休もありますので、ホームページでご確認ください。
●問い合わせ/(一社)ONE FOR AKITAtel(807)2535

ちょっと一息 読者の伝言板

●秋田を離れる人が増えている中、田舎ぐらしを求めてくる人たちもいて、「住みたい田舎」ベストランキングで1位というのはうれしいですし、頑張っている人たちがいるからでしょうね(雪んこ 67歳・牛島)

●広報に毎回目を通していますが、クイズに答えるとなると記憶に自信がなく、もう一度読み返しています。クイズに挑戦することでしっかり覚えられます。創刊したのはかなり前で、自分よりも年上だったのですね。時代とともに変わってきた広報のように、自分も柔軟でありたいものです(こめどら 55歳・東通)

●「フレイル」を目にするようになりました。早いうちに自分の現在の状態を知り、健康で長生きしたいと思っています(えびす 69歳・土崎港)

●今年出産予定のため、先日「パパ・ママれっすん」へ行ってきました。コロナ禍で開催が制限されている中、助産師さんたちの丁寧な指導を見て勉強になりました!広報あきた正月号の市長コラムの「龍虎の戦い」の話から、パパママは辰年(龍)、これから産まれるわが子は寅年(虎)…勢いのある元気な子になると信じ、子育てに奮闘したいと思います!(龍ママ 33歳・手形)

●雪の降る時期、車がはまったときに周りの人が抜け出すのを手伝っていたり、狭い道をすれ違うときに譲りあったりが当たり前に行われていて、県外出身の私にとっては新鮮です。大変な時期だからこそ協力して乗り越えようというみなさんの気持ちが素敵だと思いました。私も見習います!(にょん 23歳・柳田)

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秋田市公式note「秋田市ではたらく」


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 就職や転職を考えているかたなどに、若手職員目線で、市職員として働く魅力などを分かりやすく、カジュアルに紹介する「秋田市ではたらく」。ぜひご覧ください!
https://akita-city.note.jp
企画調整課tel(888)5462

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秋田市公式note

担当から


 “油谷これくしょんの取材で印象的だったのが、昔の生活用品・民具の数々。限られた材料を使い工夫して生み出したもの、再利用して長く大事に使う工夫など、一見不便そうな生活の中には、それを補う知恵がたくさん詰まっていました。
 スマホひとつで情報が簡単に手に入る現代。便利な時代を生きる私たちは、こういった昔の暮らしを学ぶ機会も必要かもしれませんね(さ)


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