※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2022年6月3日号

6月は環境月間

人にも地球にもやさしいあきたをめざして


 わたしたちの身近なところに多く使われているプラスチック。便利な一方で、プラスチックごみが海へ流出し世界的な問題となっています。回収し資源としてリサイクルすることも大切ですが、リサイクルの前にまずはプラスチックごみを出さないことが重要です。
 プラスチック削減を意識した“ライフスタイル”を今日から実践しませんか。
●問い合わせ
環境都市推進課tel(888)5708

海のプラスチックごみ

海洋プラスチック

 海に流出するプラスチックごみの量は、世界中で年間800万トン、2050年までにプラスチックごみが魚の量を上回るという予測もあります。
 海岸でのポイ捨てや海上での不法投棄によるものだけではなく、陸上でわたしたちの生活から出たごみが雨や風によって川や水路に入り、海に流れ込むことで「海洋プラスチック」となります。

マイクロプラスチック
 
海に出たプラスチックごみは波や紫外線で細かく砕かれ、有害な化学物質を吸着しやすい破片になります。大きさが5ミリ以下になったプラスチックを「マイクロプラスチック」と言います。
 小さな魚がプランクトンと間違えて食べてしまい、さらに大きな魚がその魚を食べることによって蓄積され、生態系全体や人体に及ぼす影響が懸念されています。

プラスチックごみを減らそう!

削減に取り組む事業者の商品を積極的に選ぼう!
 事業者は、提供する製品の素材を植物由来のものや再生可能なものに変更するなど、さまざまな工夫をしています。
 わたしたち消費者も安い・お得だけではなく「環境にやさしい」ことを商品を選ぶ基準の一つにしましょう。商品購入が企業の取り組みの後押しになります。

使おう! マイボトル・マイカップ
 日本のペットボトル出荷本数は年間約233億本。これは、1人年間約185本消費した計算になります。状況に合わせてマイボトルやマイカップを使って、ペットボトルやプラスチックカップの使用を減らしましょう。

断ろう! 使い捨てストロー・スプーン・フォーク
 お店で使い捨てのストロー・スプーン・フォーク・マドラーなどのプラスチック製品をもらうことがありますが、テイクアウトや宅配サービスの利用が増えると、ワンウェイプラスチック(使い捨てプラスチック)のごみが増えてしまいがちです。おうちで食べるのであれば必要ありませんよね。不要な場合はしっかり断りましょう。

考えよう! 買い物は本当に必要なものを
 安くて手軽だからといって、安易な買い物をしていませんか?本当に必要かどうか、長く使えるものかどうかを見極めて買いましょう。無料でもらえるものも、不要なら断りましょう。ごみを減らすことでごみ袋のサイズがワンサイズ小さくなるかも♪

実践!環境にやさしい取り組み


ロイヤルネットワーク株式会社(うさちゃんクリーニング)
サブマネージャー米谷夕紀さん

 当社では、以前からレジ袋削減のためクリーニング品の持ち込みや引き取りの際に利用できるリサイクルバッグの配布や、プラスチック製ハンガーの回収を通じてプラスチック資源の有効活用を進めています。
 「プラスチック資源循環促進法」を受けて、これまで再生材料としてリサイクル(再生利用)していたハンガーの一部をリユース(再利用)に耐えうる仕様に変更し、ハンガーとして再び利用できるようにしました。リユースしているハンガーは年間1,000万本以上。リユースできないハンガーは製造元に送り、再生材料としてリサイクルしています。
 これからも環境に配慮した安心・安全なクリーニングをお客さまにお届けしたいと考えています。

 4月から「プラスチック資源循環促進法」が施行されました。この法律では、スーパーやコンビニ、飲食店、ホテル、クリーニング店などの事業者にワンウェイプラスチックの削減に努めるよう求めています。
 商品やサービスを利用するわたしたち消費者もプラスチックの削減に向けて、積極的に取り組みましょう。
  

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