※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2023年4月7日号
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令和5年度秋田市の予算と事業概要(つづき) |
おもな事業の概要をピックアップ!
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このページでは、「県都『あきた』創生プラン」に掲げる5つの将来都市像に沿って、おもな新年度事業をお知らせします。
●=新規事業 □=継続事業 *各事業の「▼」が予算額です。 |
<1>豊かで活力に満ちたまち |
産業振興により地域経済を活性化し、雇用とにぎわいを創出することにより都市としての求心力を高め、多様な交流や連携を構築し、県都として周辺圏域の発展を牽引(けんいん)する
「豊かで活力に満ちたまち」をめざします。 □商工業振興を奨励 産業の活性化と雇用機会の拡大を図るため、誘致企業などが行う工場などの新増設に助成します。 ▼3億7千143万7千円 ●再生可能エネルギー関連企業の誘致促進 ![]() 洋上風力発電関連の企業誘致を推進するほか、今後の発展が期待される水素などの研究開発・製造工場やグリーン電力を活用したデータセンターの立地に取り組みます。 また、新たに(仮称)秋田市再生可能エネルギー推進検討委員会を創設し、立地促進の方向性を検討します。 ▼1千37万5千円 ●再生可能エネルギー関連産業の人材育成を支援 洋上風力発電などの再生可能エネルギー関連産業の人材育成を支援するほか、市内高校生を対象に再生可能エネルギー関連産業に関する意識醸成を図ります。 ▼360万4千円 ●業態転換を支援 “アフターコロナ"や物価高などに対応できる経営体制の構築を促進するため、市内中小企業の業態転換や新分野進出、デジタル技術の活用などの取り組みに補助します。 ▼1千500万円 ●デジタル人材の育成を支援 市内事業所や市内在住労働者(求職者を含む)に対し、デジタルリテラシー向上を図るための講座の受講などに補助します。 ▼517万1千円 *デジタルリテラシー=デジタル技術を利活用する能力 ●外国人材活用ニーズを調査 市内企業の人材不足解消と地域産業の振興発展を図るため、市内企業の外国人材受け入れ状況や今後の意向、必要な支援を把握することを目的とした外国人材活用ニーズ・実態調査を実施します。 ▼184万6千円 ●秋田市卸売市場再整備基本計画を策定 ![]() 卸売市場再整備基本構想の内容をもとに、市場施設の規模や機能などについて、さらに具体的な検討を行い、令和5〜6年度にかけて基本計画を策定します。 ▼1千964万1千円 □秋田の魅力を発信 観光資源の画像などをまとめたウェブサイトの運用や中心市街地の大型ビジョンを用いた情報発信により、交流人口の回復や観光客誘致を図ります。 ▼182万2千円 秋田市営あきた観光写真館↓ ![]() ●大森山動物園開園50周年記念事業を開催 今年9月1日に開園50周年を迎えることから、記念式典や、1年を通して各種イベントを展開します。 ▼301万2千円 50周年記念ロゴマーク ![]() 昭和48年9月の開園式典 ![]() □千秋公園の整備 千秋公園の魅力を高めるため大手門の堀への遊歩道整備や鐘楼の更新などを行います。 ▼3億2千536万円 ![]() 中土橋から見た遊歩道の完成イメージ(合成) |
<2>緑あふれる環境を備えた快適なまち |
利便性の高い都市基盤を整備しながら、住みよい環境を保全し次世代へ継承することができるコンパクトシティを形成し、いつの時代においても、「緑あふれる環境を備えた快適なまち」をめざします。
□ごみ減量を促進 ワンウェイプラスチック(コンビニなどでもらう使い捨てのスプーン、ストローなど)の削減や資源集団回収奨励金の交付、家庭ごみ減量キャンペーンの実施など、引き続きごみ減量に取り組みます。 ▼1千863万2千円 □再生可能エネルギーの導入を支援 太陽光発電システムや木質ペレットストーブなどの導入補助により、再生可能エネルギーの普及拡大を進め、温室効果ガスの削減とエネルギーの地産地消を図ります。 ▼1千868万9千円 ●向浜地区脱炭素先行地域づくり事業 市汚泥再生処理センターに無償設置型太陽光発電事業により太陽光発電設備と蓄電池を導入し、温室効果ガスの削減と光熱費の削減を図ります。 ▼1億7千338万6千円 ●外旭川地区まちづくり基本計画を策定 外旭川地区におけるまちづくりのモデル地区整備について、基本計画を策定します。 ▼2千1万4千円 □仁井田浄水場などを整備 基幹浄水場である仁井田浄水場を更新するとともに、これに合わせて必要となる施設整備を実施します。 ▼13億8千520万2千円 ●高齢者などのデジタル活用を支援 民間企業との共同事業によりスマートフォン相談窓口を開設し、継続的に市民のデジタル活用を支援するほか、各地域への出張型支援サービスとして、高齢者などを対象とした「はじめてのスマートフォン教室」を開催します。 ▼367万9千円 |
<3>健康で安全安心に暮らせるまち |
生活の危険を回避できる十分な体制を整備し、市民が健やかな心身を保ちながら、「健康で安全安心に暮らせるまち」をめざします。
●秋田市水防センター(仮称)を整備 秋田地区河川防災ステーションの整備に併せて、洪水時の巡視・警戒や水防訓練などを行う水防活動の拠点となる秋田市水防センター(仮称)を設置し、平常時は、地域住民の交流の場として活用します。今年度は基本計画の策定と地質調査を行います。 ▼2千254万6千円 ●地域防災計画を更新 市、防災関係機関と市民などが一体となって総合防災対策を推進するため、秋田市地域防災計画を修正し、災害から市民の生命、身体と財産を守ります。 ▼926万9千円 □古川流域の治水対策 古川流域の浸水被害の軽減に向けて、排水機場の整備や河川情報の発信など総合的な治水対策を実施します。 ▼19億5千275万6千円 □奨学金の返還を助成 看護師・准看護師、歯科衛生士を対象として、市内医療機関などに就職することなどを要件に奨学金の返還を助成し、人材不足の解消を図ります。 ▼2千543万7千円 □がん検診の実施 各種検診の実施とともに、がん検診では、引き続き自己負担の割引制度を実施します。 ▼2億2千121万6千円 ●自殺対策計画を策定 心といのちを守り、ともに支え合い、誰も自殺に追い込まれることのない秋田市の実現に向けて、次期「秋田市民の心といのちを守る自殺対策計画」を策定します。 ▼159万7千円 ●新型コロナワクチンの接種の実施(補正予算) ▼20億8千828万円 |
<4>家族と地域が支えあう元気なまち |
家族の絆・地域の絆・人と人との絆のもと、すべての市民が主人公として尊重され、充実した生涯を送ることができる「家族と地域が支えあう元気なまち」をめざします。
□高齢者コインバス 満65歳以上の高齢者が、市内の路線バスなどを「シニアアキカ」を使用して、1乗車100円で乗車できるようバス事業者へ助成します。 ▼1億5千54万8千円 シニアアキカ ![]() ●「災害時障がい者用支援バンダナ」「災害時コミュニケーション支援ボード」の配布、設置 ▼318万4千円 □子どもの医療費を助成 乳幼児・小中高生、ひとり親家庭などの児童を対象に医療費の自己負担分を助成します。 8月から拡充…中学生の所得制限額を小学生と同額に引き上げ、新たに高校生も対象となります。 ▼8億6千90万3千円 ●出産・子育て応援給付金 令和4年4月以降に妊娠・出産したかたに、合計10万円(妊娠届出時5万円、出産後5万円)を支給します。 ▼3億9千186万1千円 ●あきた出産おめでとう給付金(補正予算) 令和4年4月以降に出産したかたに、子ども1人あたり2万円を支給します(上記の応援給付金に上乗せして支給)。 ▼6千600万円 …関連記事を「育児コーナー!」に掲載 □不妊治療費を助成 不妊治療を行った夫婦に対し、治療費の一部を助成するほか、不育症検査費用の一部を助成します。 ▼6千203万円 ●子ども食堂を支援 「子ども食堂」を新規に開設する団体などに、食堂の実施に要する経費を補助します。 ▼90万円 ●町内会ポータルサイトを構築 町内会活動の活性化を図るため、主に町内会向け情報を収集できるポータルサイトを作成するなど、町内会活動のデジタル化を支援します。 ▼417万9千円 □奨学金の返還を助成 保育士・保育教諭を対象として、市内認可保育所などに就職することなどを要件に奨学金の返還を助成します。 ▼1千735万8千円 |
<5>人と文化をはぐくむ誇れるまち |
歴史や文化をいかした魅力あるまちづくりを進めるとともに、生涯にわたり学習・文化・スポーツ活動に取り組める環境の中で、誰もが目標に向かって成長し、希望に満ちた生活を送ることができる「人と文化をはぐくむ誇れるまち」をめざします。
□佐竹史料館の改築 「佐竹史料館改築基本計画」に基づき、令和7年3月の開館をめざし、現在地において建築工事などを行います。 ▼7億4千575万5千円 ●旧松倉家住宅の活用 県指定有形文化財旧松倉家住宅について指定管理者により管理運営を行い、歴史・文化を生かしたまちづくりを推進する事業の企画・運営、文化財の公開と貸し館業務などを行います。 ▼2千504万7千円 ![]() ●「23歳のつどい(仮称)」を開催 新型コロナウイルス感染症の感染拡大により中止した令和2年度式典の代替となる記念行事を開催します。 ▼289万1千円 □千秋美術館の施設整備 建築から30年以上経過した秋田総合生活文化会館・美術館(アトリオン)を長期的に管理・保全するため、劣化対策を行います。また、老朽化した展示設備を更新し、より多彩な展示が可能で、魅力的な鑑賞空間とするため、専用部の改修工事を行います。 ▼6億9千246万4千円 ●あきた芸術劇場ミルハス1周年記念事業を開催 大ホールを会場に、藝大フィルハーモニア管弦楽団のコンサートを開催します。 ▼259万5千円 ![]() ![]() □日新小学校の増改築 日新小学校の校舎棟・屋内運動場棟などを建設します。 ▼23億706万円 計画実施にあたっての新規事業 ●動画自動作成システムを導入 市民への情報発信および庁内の動画研修体制を整備するため、簡易な手法で動画作成が可能となるシステムを導入します。 ▼137万5千円 |
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