※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2024年6月7日号

6月は環境月間 保存版 ”もしも”に備えて!

大規模災害時のごみの出し方

【問い合わせ】環境都市推進課tel(888)5708

 近年、全国的に大規模な災害が発生しています。昨年は、秋田市でも記録的な豪雨により大きな被害が生じました。地震や豪雨、洪水、台風など大規模な災害が起きたとき、日常生活で出る「生活ごみ」とは異なった、壊れたり濡れたりして使えなくなった家具や家電などの「災害ごみ」が大量に発生します。
 大規模災害時は、大量のごみの収集、処理のため、ごみ出しのルールや場所を一時的に変更することがあり、みなさんの協力が必要になります。また、ルールを守ってごみを出していただくことが早期復旧につながり、被災したみなさんへの支援につながります。
 いつ起こるか分からない災害に備えて、普段から災害時のごみの出し方について知っておきましょう。

災害時のごみの分別・出し方は3段階で

[ステップ1]
第1の分別=災害ごみと生活ごみに分別

▼災害ごみ
 災害で壊れたり、水浸しで使えなくなった家具や家電など
▼生活ごみ
 災害の有無に関わらず、普段の生活で出るごみ(生ごみが含まれていて、悪臭や腐敗などの恐れもあるため、生活・公衆衛生の向上の観点からも優先的に回収します)

 分別されていないごみは、処理に時間がかかります。分別されていれば、その後の処理がスムーズに進みます。被災地域から1日も早く災害ごみがなくなるよう、分別にご協力をお願いします
*災害時は、ごみが一度にたくさん出ることで、収集が遅れたり、日数を要する場合があります。
*金属類、空きびん・空き缶、ペットボトルなどの資源化物の収集は、車両を災害ごみの収集に充てるため、一時中止する場合があります。
  
[ステップ2]
第2の分別=災害ごみを分別

 災害ごみを種類ごとに分別しましょう。災害時は、下記のような分別を想定しています。
災害ごみの分別区分
■木くず(家具類など) ■畳 ■布団
■家電4品目(テレビ、洗濯機・衣類乾燥機、エアコン、冷蔵庫)
■その他家電・金属 ■可燃物(生活ごみ除く) ■危険物
*災害の種類や規模により分別区分が変わることがあります。
  
[ステップ3]
ごみは指定の場所へ


災害ごみ
 
仮置き場などの指定場所へ…指定場所以外の空き地や道路にごみが放置されると、次々に新たなごみが置かれてしまいます。交通の妨げや火災、悪臭の原因、さらには窃盗など防犯上の懸念にもつながるので、必ず所定の場所へ
生活ごみ
 
平常どおり町内のごみ集積所へ
*悪臭などの原因となるため、生活ごみは、災害ごみに混ぜないでください。

 大規模な災害の場合は、町内のごみ集積所とは別に、災害ごみを持ち込むことができる仮置き場を開設します。仮置き場は、被災されたかたが災害ごみを持ち込みやすいよう、被災地に近い公園やグラウンドなどの公有地に開設します。開設場所などは災害発生後、決まり次第、SNS(下に記載)やチラシなどで速やかにお知らせします。
 なお、高齢のかたや障がいのあるかたなど、大型の災害ごみを、市の指定する場所に運べないかたには、戸別収集などによる対応も検討します。
*災害の状況によっては、災害ごみの排出場所に、町内の集積所を指定する場合があります(家具や家電などの大型ごみを除く)。

災害ごみの出し方を速やかにお知らせします

 災害発生後、災害の種類や規模、被害地域などの状況に応じ、効率的な災害ごみの収集方法を検討し、出し方や排出場所などを下記のSNSやチラシの配布などでお知らせします。

市ホームページ

市公式X

市公式LINEでごみの分別が検索できます


市公式LINE
 分別方法を調べたいごみの品目を入力すると、自動でごみの分別区分をお答えします。市公式LINEアカウントを友だちに追加して、ご利用ください。

自宅の片付けが困難なかた

 大規模災害時には、災害ボランティアセンターが設置されることがあります。
 被災した自宅の片付けなど支援が必要なかたは、災害ボランティアセンターを通じてボランティアに協力を依頼することができます。災害ボランティアセンターの開設については、市ホームページなどでお知らせします。

日頃から備えよう

 災害発生時に、物をためこんでいると、家の中は壊れた家具や物が散乱し、片付けに追われるかもしれません。身の安全を守り、災害ごみを減らすため、普段からできる対策を行いましょう。
不要なものは処分する
 押し入れや物置にしまい込んでいるものが散乱すると、危険な上に片付けに手間がかかります。不要品は、リサイクルショップやインターネットのフリマアプリを活用して処分する、粗大ごみとして出すなど、日頃から整理しておくことで、災害時のごみを減らすことができます。
家具を固定する
 家具や家電を転倒防止器具などで壁や天井に固定し、倒れにくくすることで、身を守ると同時に、災害時の破損を防ぐことができ、ごみを減らすことにもつながります。

Q&A〜災害ごみ?生活ごみ?〜

エコアちゃんがアドバイス!
 
[Q]
被災した家屋を、業者にリフォームしてもらいました。リフォーム工事で出たごみは、市で収集・処分してもらうことはできますか?
[A]
被災した家屋であっても、リフォーム業者や建設業者などが修理・リフォームなどを行って生じた廃棄物は、産業廃棄物に該当しますので、市では収集・処理を行いません。事業者が関連法令に基づき、適切に処理することになっています。

[Q]
災害前から捨てずに置いていた古い家電を一緒に捨ててもいいですか?
[A]
災害発生前からすでにごみだったものや災害と関係なく発生したごみは、仮置き場などの指定場所には出せません。こうしたごみが出されると急を要する災害ごみの処理が遅れ、早期復旧の妨げとなりますので、市の分別にしたがって出してください。分別方法など詳しくは、市ホームページをご覧ください。
広報ID番号1006211

[Q]
小売業をしています。店舗の棚が災害で壊れ、処分したい場合、仮置き場などの指定場所に捨ててもいいですか?
[A]
市が収集や処理を行うのは原則として、家庭から出た災害ごみです。事業所から発生した災害ごみは、市の許可業者に処理を依頼するなど、事業者自らの責任で、処理することになります。


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