※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2024年6月21日号

6月23日→29日は男女共同参画週間です


キャッチフレーズ
だれもがどれも選べる社会に


ポスター
 今年度のキャッチフレーズは、「男女ともに自らの個性と能力を最大限に発揮できる社会を実現していくためのキャッチフレーズ」をテーマに選ばれました。誰もが「自分らしい選択ができる」ためには、「無意識の思い込み」に気づくことが大切です。
●問/生活総務課女性活躍推進担当tel(888)5650

男女共生パネル展開催中!


 女性活躍推進などのパネル、図書館では関連図書などの展示を行います。
場所と期間
●きららとしょかん明徳館、県中央男女共同参画センター…6月30日(日)まで
●市役所1階市民ホール…7月1日(月)まで

知っていますか?
“アンコンシャス・バイアス“(無意識の思い込み)とは

 アンコンシャス・バイアスは「無意識の思い込み」「無意識の偏見」ともいわれる、自分自身では気づいていない偏ったモノの見方や捉え方のことです。この「偏り」は、自分自身の過去の経験や周囲の環境の影響で自然に形成されるもので、誰もがもっているものです。
 アンコンシャス・バイアスそのものは、良いものでも悪いものでもありませんが、「思い込み」が、自分や周囲の人にどう影響しているのかを考えてみることは大切です。
 例えば、「家事・育児は女性の仕事だ」という価値観によって、「育児中の女性には、重要な仕事を任せない」と一方的に判断した時、それが「思いやり」のつもりであっても、当事者の女性にとっては、「思い込み」になってしまう可能性があります。

身近な“アンコンシャス・バイアス”をチェック

〜こんなことを聞いたこと・考えたことはありませんか〜
 アンコンシャス・バイアスは、日常の中にあふれています。いくつかの例を挙げていますので、何か違和感がないか、少し意識して探してみてください。
家庭内で/子どもに対して
 □病気の子どもの看病は母親がするべきだ
 □男の子はままごとなんてしないで外で遊ぶべきだ
 □女の子にだけ家事の手伝いをさせる
 □女の子に理系の進路は向いていない
職場で
 □組織のリーダーは男性が向いている
 □女性は気配りが得意だからサポート役に向いている
 □男性は育児休暇を取る必要がない
 □定時で帰る社員はやる気がない
その他
 □血液型で人の性格を判断する
 □警察官は“厳格な男性”、保育士は“優しい女性”をイメージする
 □女性には女性らしい感性があるものだ
 □これまでの慣例は変えるべきではない

ポイント!
“アンコンシャス・バイアス“に気づくには

 アンコンシャス・バイアスによる言動や態度で、気づかないうちに誰かを傷つけたり、個人の可能性や選択の幅を狭めてしまわないように、自分にとっての「当たり前」が、他者にとってはそうでない可能性があることを意識することが大切です。
 以下のような“決めつけ言葉“を使いそうになった時は、「誰にとっても当てはまるか」を一度考えてみましょう。また、「若い人は○○」「日本人は○○」といった主語の範囲が大きい場合は、思い込みが表れやすいので、気をつけてみましょう。

意識しよう!<決めつけ言葉>
価値観の決めつけ…「普通は○○だ」「○○が常識だ」
理想像の決めつけ…「○○すべきだ」「○○でないとダメだ」
能力・可能性の決めつけ…「無理だろう」「できるわけない」

相手の気持ちも自分の気持ちも大切にして
みんなの可能性を広げよう!

 アンコンシャス・バイアスを相手に押しつけないためには、「あなたはどう思う?」とコミュニケーションをとることが大切です。また、「○○しなければいけない」という考え方が、自分自身を縛り付けていないか振り返ってみましょう。「相手はどうしたいのか」「自分はどう思うか」という相手も自分も大切にするコミュニケーションで、周囲の人たちとの信頼関係を深めることで、誰もが「自分らしい選択」をすることができるようになります。
 自分らしい進路・働き方・暮らしという自分自身による選択を積み重ねることで、たくさんの可能性が広がっていきます。誰もが個性や能力を発揮して、自分らしくいきいきと過ごすことができるよう、一歩踏み出してみませんか。


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