※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
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2025年1月3日号
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発酵エブリデイ |
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日々の食生活に欠かせないみそやしょうゆは、お米や大豆、麦を発酵させて造られる「発酵食品」です。秋田は古くからさまざまなものを発酵させてきた「発酵食品大国」。調味料類はもちろん、がっこや日本酒など、おいしい文化を育(はぐく)んできました。 さあ新しい年の始まりです。自然の恵みたっぷり、地元で造られた自慢の発酵食を味わって、今年も1年元気に過ごしましょう。 |
豊かな秋田
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四方を海と山に囲まれた秋田県。古くから稲作が盛んで、江戸時代、東北の中でも毎年豊かにお米が獲れる地域でした。 そのお米、食べるだけでなくさまざまな加工品にも活用され、なかでも「麹(こうじ)」は生活に密着していた存在。当時は家庭で麹を扱うことが一般的だったようで、自家製の漬物やみそ造りなどに使われ、山菜、野菜、魚介類を塩や麹で漬けたり、保存食作りにも活用されたりしていました。 |
発酵食品づくりの条件
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秋田には発酵させるための条件が整っています。腐らせずに発酵させ、うまく熟成させるための清らかな水と空気、そして発酵をゆっくりと進めるために必要な寒さ。みそやしょうゆ、日本酒、漬物やしょっつるなどは、すべて気温の低い中でゆっくりと醸(かも)されています。 日々の食生活に欠かせない存在である発酵食品。先人からの教え、その素晴らしさが今でも秋田の人々の暮らしを支え、豊かにしています。 麹(こうじ) 収穫されたお米を食べるだけでは消費しきれず、麹に変えてさまざまな加工品に活用。日本酒、漬物やみそなどに麹を使い、旨(うま)みたっぷりの食べ物を作ってきました。 漬物 代表格「いぶりがっこ」のほかにも、炊いたご飯や麹を使う「ナスの花ずし」「なた漬」など、さまざまなものを工夫して漬物にしてきました。 日本酒 寒冷の気候を利用して、もろみの仕込みから発酵まで低温でじっくりと時間をかけて行う「秋田流低温長期発酵」で造られています。 みそ 米麹の割合が多いのが特徴。割合は地域によりますが、時代とともに塩分控えめで甘口化している傾向にあります。 しょっつる 塩漬して発酵させた伝統の調味料。現在は家庭で造ることは少なくなり、いくつかの企業で製造されています。 |
地酒試飲体験は県内全32蔵勢揃い!
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地酒、地ビール、発酵食、地元グルメ、伝統文化まで、冬の秋田をおいしく楽しむ2日間! 地酒試飲体験(※)や秋田かやき祭り、麹(こうじ)のプロから学ぶ漬物づくりのほか中心市街地周辺でもイベントが盛りだくさん! ※事前予約制。入場料6,000円(「秋田冬アソビ割」クーポン適用で3,000円)、先着各250人。 【イベントの問い合わせ】観光振興課tel(888)5602 *20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。 |
「SAKEと発酵市」で発酵食品などを販売します! |
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「農家のパーティ」ネットワーク通販サイト
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「あきたづくし」でも上記の商品がご購入できます(一部商品を除く)。 そのほか商品もたくさん! お取り寄せやお土産、贈りものに、ぜひご利用ください。 【あきたづくしの問い合わせ】運営事務局(ノースコマース(株)内)tel(853)7833 ↓コチラからも ![]() あきたづくし |
●県ホームページ「本日あきた発酵中。」 |
今回の特集の参考にさせてもらった県のホームページ。秋田県の発酵食文化とその魅力について、観て、触れて、学べる県内の施設を紹介。豊かな発酵食品と周辺施設を巡る旅のコースも♪ 詳しくは、下のコードから ![]() 本日あきた発酵中。 |
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