※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2025年6月20日号

だれでも、室内でも、動いていなくても

熱中症に警戒を!


 「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、徐々に体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をさします。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、場合によっては生命にかかわることもあります。
 熱中症について正しい知識を身につけ、熱中症による健康被害を防ぎましょう。
●問い合わせ/保健予防課tel(883)1178

熱中症の症状と対処法

■めまい■立ちくらみ■手足のしびれ
■筋肉のこむら返り■気分が悪い
◆涼しい場所へ移動、安静、水分などの補給
*水分など=水や経口補水液など
■頭痛■吐き気■体に力が入らない
■体がだるい■いつもと様子が違う
◆涼しい場所へ移動、保冷剤などで首・脇の下・太ももの付け根などを冷やす、安静、水分などの補給
水分補給できない場合や、改善されない場合は受診
■返事がおかしい■意識消失■けいれん
■からだが熱い■歩けない
◆涼しい場所へ移動、安静、体が熱い場合、保冷剤などで首・脇の下・太ももの付け根などを冷やす
★応答が不明瞭な場合は、救急車を呼ぶ

高齢者の熱中症予防6つのポイント

 熱中症患者のおよそ半数は65歳以上の高齢者で、多くは室内で発生しています。
 加齢により、高齢者は体温調節機能が低下し、体内に熱がこもりやすく、暑さやのどの渇きを感じにくいため、気づいたときには軽度の熱中症になっていることも少なくありません。次のポイントに注意し、熱中症を予防しましょう
                 
室温28度を超えないように、こまめにチェック エアコンや扇風機を上手に活用 のどが渇いていなくてもこまめに水分補給
夜、トイレに起きないようにと夕方から水分補給を控えることはしない 外出の際は、体をしめつけない涼しい服装で(日よけ対策も忘れずに) 調子が悪いと感じたら、誰かそばにいてもらう

熱中症対策に各市民SCなどを開放します

 気温が特に著しく高くなることで、熱中症による重大な被害が生ずるおそれがある場合に、従来の「熱中症警戒アラート」よりも一段上の「熱中症特別警戒アラート」が国から発表されます。
 市ではこの特別警戒アラート発表時の対応として、冷房の効いた空間に避難できるように各市民SCなどを「指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)」に指定しました。
 ご協力いただける民間施設も募集しています。詳しくは市ホームページをご覧くださ
い(広報ID番号1043053)。
●問い合わせ/環境総務課tel(888)5704

↑指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)マーク

指定暑熱避難施設(市有施設)
●市役所 ●市民SC
●旭北・泉・川尻・旭南・勝平・飯島南・仁井田・上北手・桜の各地区コミセン
●明徳館・土崎・新屋・雄和の各市立図書館 ●秋田テルサ ●セリオン
●セリオンプラザ ●にぎわい交流館 ●千秋美術館 ●御所野交流センター


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