※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2026年1月2日号

新春コラム



2026年 丙午(ひのえうま)
情熱を持って
変化を恐れずに前へ

秋田市長 沼谷純


撮影場所:ヤマキウ南倉庫(南通)

年、あけましておめでとうございます。
 2026年のスタートにあたり、まずは市民のみなさまが今年一年、お元気に、そして穏やかにお過ごしくださることを心から祈念しております。
 少し昨年を振り返りますと、昭和100年、戦後80年という節目の年でもあり、本市でも記念行事などを行いましたが、改めて平和の尊さと、またその平和を保っていくことの重要さを認識する年となりました。
 そうした中で、わが国そして米国のリーダーが交代し、世界経済が大きく揺れ動くような一年でもありました。国内に目を向ければ「令和の米騒動」と言われるような状況や長引く物価高、そしてクマの大量出没といった私たちの日常生活に大きな影響があった一年でした。
 私自身、昨年4月に市長に就任させていただき、まもなく9カ月が経とうとしていますが、この間、率直に申し上げれば「毎日、本当にいろいろなことがあるものだな」という思いを持ちながらも、市民のみなさまの生活や安全・安心を守るため一心不乱に職務に向き合ってきたつもりです。
 同時に、就任以降、「市民のみなさまとの対話を重視すること」「スピード感をもって決断・実行すること」という2つのことを常に心がけてきましたが、このことは私だけではなく市役所全体で、今後も市政運営の基本として取り組んでいきたいと考えています。
 さて、話は変わり、2026年は、丙午の年に当たります。丙午は「情熱」や「変化」、「勢い」を象徴すると言われていますが、私にとっては、いよいよ市長として初めて自分の手で当初予算の編成に取りかかる年になります。
 もちろん、これまでさまざまな場面で繰り返し申し上げてきたとおり、市の財政状況は極めて厳しく、市民のみなさまにも一定のご理解をいただかなければならない、施設や事業の廃止などにも取り組まざるを得ない状況ではあります。その一方で、みなさまにお約束をしてきたごみ袋の値下げや、物価高騰などに対する生活支援、クマ出没による経済・消費活動の落ち込みへの対応などには、スピード感を持って取り組んでいきたいと考えています。
 また、人口減少をただ“仕方ない〟と諦めるのではなく、若者や現役世代を中心とした社会増(転出者より転入者が多い状態)を達成するため、地元就職の応援や企業誘致、移住支援の拡充などを図っていきたいと考えています。
 2026年は、沼谷市政の2年目として、丙午の年にふさわしく、より情熱を持って、変化を恐れずに進んでいきたいと思います。また、新たな総合計画がスタートする年でもありますので、引き続き、市民のみなさまのご理解とご協力を心よりお願い申し上げます。


竿燈入場前に

写真で見る2025年


(1)初登庁(4月)

(2)高校生CM塾完成披露(8月)

(3)佐竹史料館リニューアルオープン(10月)

(4)「照らすプロジェクト川反」点灯式(10月)

(5)クマ出没による危機管理対策本部設置(11月)

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