※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2019年10月4日号

骨粗しょう症検診と
おとなの歯科健診の受診を


 市が行う「骨粗しょう症検診」は5年に一度(40歳から5年刻みで70歳までの女性が対象)、「おとなの歯科健診」は10年に一度(30歳から10年刻みで70歳までのかたが対象)の受診機会となります。

ドクターからのアドバイス

成田裕一郎先生(中通総合病院整形外科)
 骨粗しょう症は、骨の量が減少して骨の微細構造が弱くなり骨折しやすくなる病気です。加齢によって起こりますが、特に、閉経後の女性は、骨のカルシウムが血液に溶け出すのを防ぐ女性ホルモンが分泌されなくなるため、急激に進行することがあります。
 背骨(椎骨)や股、肩、ひじ、手首近くの骨が弱くなりやすく、軽い転倒でも骨折してしまうため、日常生活に大きな支障をきたし、手術や長期の入院が必要になることもあります。検診を受けてご自身の骨をきちんとチェックし、骨粗しょう症と診断されたかたは早めの治療をお勧めします。

小林崇之先生(安倍歯科医院)
 お口の健康を保つには、口腔内の歯、歯肉の二つが健康でなくてはいけません。「おとなの歯科健診」では、この二つの疾病をチェックします。お口の健診も体の健診と同じで定期的に行うことが大切です。お口が健康でなければおいしい食事ができません。
 また、一番怖いのは、痛みがないまま慢性的に症状を悪化させることです。この機会に、自分のお口の状態を調べる歯科健診を、ぜひ受診してみましょう。


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