※掲載している情報は「広報あきた」発行当時のものです。
2022年3月18日号
〈学校統合により3月で閉校する上新城小学校のミニ特集〉

ずっと、忘れない
こころに、学舎(まなびや)


上新城小学校

上新城五十丁字大村屋敷22

昭和5年に建設された旧校舎
校歌
 作詞:鎌田 宏 作曲:菊地三男
一 遠山の 木の芽の珠の 水上ゆたか 新城川よ
  うるわしき 郷土にうけし いのち われらの
  こころよこころ きよらかに
二 若葉照る 学び舎の丘 そのかみ語る ゆかしき文化
  新たなる ひかりうみゆく つとめ われらの
  のぞみよのぞみ 花とさけ
三 もみじしき 積む白雪に 姿ひいでし 杉の木立よ
  若き日の しるしとたたえ かざす ともがき
  ほこりよほこり 高らかに

「五十丁小学校」として開設

 上新城に小学校が開設されたのは明治7年。校名は、地域名をあてた「五十丁小学校」で、創立当時は、地元のお寺「梅林寺」の一部を校舎として活用していました。その翌年初代校舎が完成、児童数は80人でした。
 その後、明治20年に現在地に校舎を移転、同22年に上新城村発足を経て、大正9年に校名が「上新城尋常高等小学校」へ改称されます。
 時代は昭和を迎え、5年に旧校舎改築、29年に「秋田市立上新城小学校」へと改称、現校舎は58年に完成しています。そして、令和4年度に、飯島南小学校に統合され、この3月で147年という長い歴史に幕を下ろすこととなりました。

交流を深めた大切な一年間

 両校の交流事業は以前より行っていましたが、特に統合を前にしたこの一年は、運動会や体験学習などを通して、より交流を深めることができました。
 広報でも折りにふれ取材に伺いましたが、特に印象的だったのは、上新城小と同地区振興会のみなさんが毎年開催しているヤマメの稚魚の放流に、飯島南小3 年生を招待したときの様子(下の写真)。初めは緊張した面持ちでしたが、不慣れな飯島南小の子どもたちに、上新城小の子どもたちが魚の放流の仕方や水辺の歩き方などをアドバイスしながら、次第に打ち解ける姿にこちらも気持ちがほっこり和(なご)みました。これから仲間になるみんなと、地元愛を育(はぐく)む大切な行事を共有できたこと。この経験が何より、お互いの絆を強めるきっかけのひとつになったことは言うまでもありませんね。
 そして令和3年度、最後の上新城小の児童数は14人。一年間の特別な思い出を胸に、4月から新たな一歩を踏み出すみんなにエールを送りたいと思います。

写真で振り返る お・も・い・で♪


閉校式を前に行われた市政テレビ番組「わがまち大好き秋田市長です」の収録風景。この日の様子は、3月20日(日)11:40から秋田放送でご覧いただけます。お楽しみに〜!


2月に行われた「未来へつなごう! 上小旅立ちの会」。児童らが企画し、趣向を凝らした内容で盛り上がりました。写真はみんなで踊った「上新城音頭」♪

5月の田植え。例年、3〜6年生のみの作業でしたが、最後の年は1〜6年生のみんなで植えました!


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